まあ、わかる人にはわかるというブログのタイトル。
わかったからと言って、何かあるわけではないですけどね。
念願のものをゲット。
オリンパス(高千穂製作所)で初となるシステム・カメラの名前は
「Mー1」という。
Nikonでは「F」、Canonなら「F-1」である。
諸説はありつつ、両メーカーともレフフレックスの略であるらしい。
ここでは「M」と「F」の違いを伝えたいだけなので
拘らずにいきたい。
さて、オリンパスのMは開発者の「マイタニさん(米谷美久さん)」の
イニシャルであることが一般的となっている。
諸説として M(Maitani、Mono(ひとつの))などもあるとのこと。
おもしろいところは、大企業で開発した商品に
自分の名前をつけてしまうところの潔さ。
M-1のコンセプトもはっきりしている(三悪排除…重い、大きい、うるさい)から
ネーミングにもインパクトを与えようとしたのだろうと推測できる。
どちらにしても現代ではこのような「粋」を感じさせるモノはない。
また、米谷さんが生きていたならば、いまだ現役として活躍している
この「M-1」に対する気持ちを聞いてみたい。
しかし、願いかなわず。
私は、念願のM-1を入手したから
フィルムが最後の1本となるまで使い続けていこうと思う。
オリンパスのカメラに興味を持ちはじめて、いろいろ調べてみると
一つのキーワードとして「米谷美久さん」を発見する。
すでに遅かったんですよ。
お亡くなりになっていました。
個人的なことですけど、お互いの会社はすぐそばだったから
お会いできるチャンスもあったのかもしれない。
日本のカメラで開発者の名前を冠したモノはM-1だけだろうな。
一生大事にしなきゃ。