ジャンク品と呼ばれるモノを再生させる作業を
修理、または復活という。(多分ね)
セコハン屋に行くとジャンク品を見つけることができるので
時間があればご覧になってはいかがだろうか。
さて、先日ゲットしたカメラ(FUJICA ST-801)用の
レンズ(TAMRON 59A)が壊れてしまった。
破損理由としては無理矢理レンズを外そうとしたから。
まあ、M42マウント(ねじ込み式)だから
そのまま回せばいいだろうという浅はかな考えだから
よくなかったのだ。
注:M42マウントとは別名「ユニバーサルマウント」と呼ばれる。
世界万国共通ともいえるマウントで同じ規格であれば
カメラボティ―レンズの組み合わせはどれでもOKとなる。
実際はいくつかのバリエーションが存在するので、
一概にはすべてOKではないけれど。
本来の動作として、レンズの脱着リリースボタンを押しながら
レンズ本体を左回転させて外すのだが、無理矢理回したことで
この機能に負荷をかけてしまった。
破損部品は2つ。
リリースボタンの支点ピン。(非常に小さなイモビスのようなもの。)
→支点ピンは行方知れず。
リリースボタンの機能を集約しているリング。
→リングは材質がプラスチックのためひび割れ。
やむを得ず、もう1本ジャンク品を入手して部品取り。
分解しながらなんとなく構造を理解し、無事復活。
また、部品取りしたリングの材質はメタルであった。
これで壊れにくくなったなと。
復活によってこのレンズは Tamron 59A 明月院スペシャル に変身?
どうでもいいことでしたね。
結果オーライなのでいいかな。
それでは
Tamron 59A 明月院スペシャル
●の部分のリングを交換(正規版には表示なし)
バブル時代を境として工業製品の作り方に変化を見つけることができる。
(59Aのレンズは1991年製、部品取りのレンズは1982年製)
今回のレンズ修理(復活)でもわかるように材質の変更により
コストダウンを図っているけれど、
ここに関して良い悪いと言っているわけではないですよ。
企業として努力をしていかなければ、良いレンズを供給することができなくなる。
けど、プラスチック素材は安っぽく、壊れやすい。
ユーザーにとってはどうなのだろう?
モノに対する愛着は深まるのかな。
決して破損理由を材質のせいにしているわけではない。
これでいい写真を撮りに行くのだ!という気持ちを持続できるのだろうか。(独り言)