
男は真面目が1番だと思います。はい。マジメです。これは確かだと思います。ただ・・・・・・。
真面目・マジメというのは、どうも種類がある気がして・・・・・少なくとも1種類ではないように感じます。
真面目と「クソ真面目」は違う気がするし、真面目と「バカ真面目」も違う気がします。学校時代を振り返ります。わたしは1980年生まれなので、小学校の入学が1986年4月で高校卒業が1999年3月(たぶん)。今とは少し学校の雰囲気も違うと思います。
非常に真面目でした。先生に注意されることもなく、いたずらとかして叱られることもなく、おしゃべりでもなく、柔道や相撲、勉強を黙々とこなしておりました。ふざけることもなく、ひたすら真面目。
学校時代は、そういう「真面目」がまわりの大人に「評価」されていた気がします。ホント、真面目でしたね~。ほんと、優等生だったと思います(*^^*)
で、今はどうか???それは真面目ですよ。たいへん真面目です( *´艸`)超マジメです♪♬でも、依頼者・相談者は、わたしと話をすると楽しいらしくて、2時間も3時間も事務所にいたりします。よく笑ってくれます。わたしは、真面目に話しているんですよ???おお真面目です( *´艸`)でも、面白いようなのです。別にウケを狙っているわけではありません。
なぜか???と考えてみるのですが、わたしは「自分の言葉」を話します。自分で考えたこと、知識と経験から自分の考えや意見を述べます。どっかから借りてきたような「教科書的な正論」を話すわけではありません。時には、「教科書的な正論」に異議を唱えて、自分の考えをお話します。そのせいだと思います。わたしのアタマには、「法律的・倫理的に正しいことだけ言って、自分が責任を負わないような立ち居振る舞い」をしようみたいな考え方はありません。法律はこうなっているけれども、そのケースだとこれこれこういう問題があるから、少し立ち止まって考えた方がいいとか、そういう対応をよくします。あくまで、目の前の依頼者・相談者の個別具体的な事情に応じて、こちらも対応していきます。杓子定規な正論だけを振りかざすようなマネはしません。これが、わたしの司法書士としての執務スタイルです。武器は、法律だけではありません。これまでの生きてきた経験、自分の哲学、感性、心理学などの他分野の知識・考え方、すべてを総合して総力戦で対応にあたります。
これは、学校時代の経験が乏しい時代には、自分に無かった要素です。学校の教科書や参考書、試験問題ばかりを吸収して、アタマだけで考えていた時代にはなかった要素です。学校時代は、机上の論理だけで、点数がもらえました。ペーパーのテストでも、周囲の大人の評価(点数)も。机上の空論でも、賢そうに思われました。でも、現実の個別具体的な様々なバックグラウンドをもった依頼者・相談者には、机上の論理・空論だけでは、対応できません。無理です。法律論だけ振り回しても、「こいつの言ってることサッパリわからん( 一一)」としらけた目で見られるだけです。信頼されないと思います。
学校時代から今まで、いろいろなことがありました。そういうのが「糧」になって、質的に変容してきたのだと思っています。「真面目」が。学校時代も「真面目」でしたし、今も「真面目」です。でも、真面目の内容がかなり違うんじゃないかと最近、考えるようになりました。それは、時折、わたしの学校時代の真面目と同じような真面目さを今なお色濃く遺す同業司法書士を見かけるようになってからです。1ミリも正論から外れないようなことばかり言い、そういう身の処し方しかしようとしない、融通のきかない司法書士を時々見かけるようになってからです。彼らは、たしかに真面目です。ただ・・・・・我々実務家は、個別具体的な様々な事情を抱えた、生身の人間を相手に仕事をします。感情もあるし、好き嫌いもあるし、性格もバラバラだし、価値観も様々。硬直的な対応だけだと、うまく対応するのは難しいはずです。それがどうも分かってしない同業者を時折見かけるようになって、「真面目」「マジメ」について考えるようになりました。偏見かもしれませんが、そういうタイプは、学校時代と変わらず、「実家暮らし」の人が多いように見受けられます。あるいは、「母親」と「嫁」を取り換えたぐらいの認識と見受けられたり。「お勉強」が「お仕事」にかわっただけ。今でも、ごはんは黙ってても出てきたり、洗濯物なんかも、出しておけば、いつの間にか終わってるような生活でもしてるんですかね????時々、そういう想像をしてみたりします。
ちょっと、先人の「言葉」を引用します。
・馬鹿を一ぺん通ってきた利口と、初めからの利口とは、やはり別物かもしれない。(寺田寅彦「実質触媒作用」より)
・まじめであることと、くそまじめであることは全く別物である。これがあまりにもしばしば混同されるので私は憂鬱である。(開高健「ずばり東京」より)
・鼻持ちならない、イヤらしい、そして絢爛(けんらん)たる腐敗というものをくぐらなければ到達できない淡麗というものがある。(開高健「虚無からの声」より)
・しかし、それは孔子の言葉にすぎぬ。あなた自身の言葉ではない。(李卓吾)
※李卓吾は16世紀の中国の思想家。吉田松陰は彼の書を愛読したと言われている。
このあたりに、「真理」が含まれている気がします。「真面目」も成長していかなくてはならないものだということじゃないかと考えます。基本は「真面目」が最良です。キャバクラはダメです(-ω-)/わたし、キャバクラ行きませんが、仮に行ったら、わたしがお金ほしいです。「相談料」( ´艸`)会計の段になったら、「わたしの相談料100万円と相殺します!!ヾ(≧∇≦)」と言います。「夜の相談料」はぼったくり相場です( ´艸`)♪「夜の世界」は、「そういう世界」だというもっぱらの噂だからです( ´艸`)♪「耳を揃えて払ってください(▼∀▼)払わないとおっかない目にあわせます(▼皿▼)」と申し入れます( ´艸`)🎵