何も咲かない寒い日は、下へ下へと根を伸ばせ。やがて大きな花が咲く(詠み人知らず)
やさしき道しるべの光よ
わが足もとを照らせ
ゆくすえ遠く見るにあらず
ただ、ひとあしにて足れり(賛美歌)
己に克つためには心の安らかさを保つことである。(新渡戸稲造「武士道」より)
一事を必ず成さんと思わば、他の事の破るるをもいたむべからず。人のあざけりをも恥ずべからず。
万事をかえずしては、一の大事成るべからず(吉田兼好)
ひとは敗北主義から独断家になる。また、ひとは絶望から独断家になる。絶望と懐疑とは同じではない。ただ知性の加わる場合のみ絶望は懐疑に変りうるが、これは想像されるように容易なことではない。 (三木清「人生論ノート」より)
僕のこの人生は、この僕に一回しか与えられない一回だけ与えられている人生である。一回だけしかない人生を、僕は僕のための人生として生きてこなかったのではないか。しょせん、この僕は人生というものをこの僕の人生として生きてこなかったのではないか(高見順「生命の樹」より)
いい宝石は泥土に投げ捨て、火の中へ燻べても固有の輝きを失わない(谷崎潤一郎「肉魂」より)
志の低い男は、目のつけどころが低い(山本常朝)
友の信を見るには、死・急・難の三事をもって知れ候(高杉晋作)
忠告を求めるのは十中八九までお世辞を期待しているのである(J..・Aコリンズ)
難事に際しては、人の忠告を信ずるなかれ(イソップ)
弓を使うときには、しぼるが、使わぬときには、ゆるめておくもの(ヘドロス)
燕雀安んぞ鴻鵠の志を知らんや(史記)
なせば成る 為さねば成らぬ何事も 成らぬは人の為さぬなりけり(上杉鷹山)