過去のある日の競馬を振り返る、
『競馬あの日あの時』

今回は21年前の1998年、本日10月11日を
取り上げる。

本当は先週投稿したかった記事なのだが、
グズグズしてるうちに日が過ぎてしまった。
先週とは、毎日王冠・京都大賞典ウィーク。

ここでピン!とくる方もいるかもしれない。
そうそう!それ!
1998年、毎日王冠ウィーク…
あれでしょ!サイレンススズカが、
エルコンドルパサーとグラスワンダーを
子供扱いにした伝説の毎日王冠!

そう、確かにその日ですよね!
でもそれじゃないんです…。クロうまも
後から気づきました。

あの毎日王冠も知らない方は見て
もらいたいけど。度々取り上げられるから
コラムや原稿も探せば読めるでしょうね。
だから取り上げません!あの3頭を
知っていてこそ、というレースでしょうし。

クロうまが取り上げたいのは、出走馬の
ことなんか知らなくても、レースを見た
だけで「何じゃこりゃ!」となるレース。
当時から見てる方、ピンときます?
うん、京都大賞典の方!
セイウンスカイ&横山典弘の勝った
京都大賞典だ。


レース描写は細かくする必要がないだろう。
今はこれくらいのレースなら、検索したら
すぐに見られるわけだから。

競馬を少し見ていれば、大逃げした馬が
4コーナーで追いつかれて、もう抵抗する
術もなくズルズルと馬群に沈むシーンを
目にすることになる。

セイウンスカイもこのレースで大逃げを
かましながら、追いつかれた後、
メジロブライトらの追撃を振り切り、
先頭でゴールを駆け抜けるのだ。

当時、クロうまはレースを見ながら、
馬群と差が縮まってきた時点で、
「あ〜横山やっちゃったね。皐月賞馬でも
こうなるんか。調子良く逃げ過ぎ!」
と思ったものだ。それがそのまま残して
しまうのだから、度肝を抜かれた。

見たことがない方は、是非見てもらいたい。

称賛されるべきは、馬よりも鞍上かも
しれない。横山典といえば、
京都では後に、イングランディーレで
春の天皇賞を逃げ切り、大波乱もあった。
記憶に新しい京成杯オータムハンデでの
トロワゼトワルとの鮮やかなVもしかり。

セイウンスカイは次走、菊花賞も制し
クラシック2冠を達成する。そんな
強い馬ではあるが、この鞍上の導きが
あってのパフォーマンスと言えるのでは
ないだろうか。

「典ちゃんマジック」なんて言葉があるか
どうか知らないが、観客を魅了できる
騎手の一人であり、クロうまは一番
好きなジョッキーかもしれない。

京都大賞典は終わってしまったが、
毎日王冠の影に隠れた?ふた昔前の
名レースを紹介しておきたい。

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