本日のご近所晩御飯
鮨 喜八
お腹は空いているんだけど
遅いし 多少お疲れ気味だし・・・
こんな時 さっと食べて帰れるものは? というと
やっぱり お鮨
なワケです。
上野湯島のちょっとした路地を入りすぐ。
まるで隠れ家のような小さめの紅いのれんをくぐると、
木曾赤地檜木の大きく綺麗なカウンター
そして おかみさんと店主が優しく迎えてくれます。
ここ。
なんといっても嬉しいのが
宮城県 閖上産の赤貝が食べられるんです。
閖上港っていうのは。
仙台より南、
勿論海水浴も出来る場所があるので
ワタクシも仙台に住んでいたころ
夏になれば 遊びに行ったものです。
ちなみに閖上の『閖』は 珍字というか・・・辞書にはありません。
確か、「いかだに乗った観音様が浜に揺り上げられた!」って事で
「ゆりあげ浜」って名前になったんだけど
当てはめる漢字が無くて。
それを知った仙台藩主 四代目伊達綱宗公が
「門の中に水が見えたから、これで閖上(ゆりあげ)と呼ぶように!」
と命じたんだとか。
赤貝で有名にならなかったら・・・
多分、地元の人くらいしか、読めないだろうな~。。。
あは 話がそれてしまいました。
で、ここ喜八さんでは、この閖上産の赤貝を頼むと
目の前で 貝を開けてさばいてくれるんですが
新鮮なのは勿論、臭みが無い、というか上品な香りと甘さで
これが とっても美味しい。
地元に住んでいた時も 地元産の貝はよく食べていたんだけど
正直言ってこんなに美味しくなかった。
ちょっと矛盾なんだけど
地元だから、新鮮で美味しいのを食べられると思うのは間違い。
それが叶うのはきっと漁師さんぐらいで
本当にいいものは皆築地に行っちゃうんだなぁ・・・と実感したものです。
(値段も倍以上になっちゃうしね)
ただ。。。
赤貝を楽しみに来店したものの
本日は貝毒が出てしまったとかで入荷されておらず
残念!食べられませんでした。
その代わり 旬のとり貝を割ってくれました。
これまた美味しい!大満足です。
その他、あま鯛、まこ鰈、江戸のあなごに
藁で燻した鯖、そして淡路の鱧。
鱧のお鮨って初めて食べましたが、
小ぶりに握った鱧鮨に、梅ダレがさっぱりしていて
これは上品で美味しかったです。
美味い!美味い!って夢中になって食べてると
店主も嬉しそうに、こだわりの力作鮨をだしてくれる。
職人の心意気を感じる 素敵なお店です。
カウンターも8人程度で一杯
ご夫婦だけで営んでいらっしゃる、小さなお店なので
席が空いてたらラッキー。
普段は 予約してから行った方がいいみたいです。
本日も ごちそうさまでした
東京都文京区湯島3-36-8
0066-967-9443101 (予約専用番号、通話料無料)
