ほんっと久しぶりに。

悪友のおねえさんと遊んできましたかえる

大人になってからの友人関係というのは。

類業種で仕事に絡んでいたり、
趣味や習い事などが同じだったり、
通勤経路が一緒だったり

なにかしらの共通点が無いと、昔からの友達と
しょっちゅう会うのは 難しかったりします。

お嫁に行ってしまった女友達だと特に 
お子さまや旦那さまの都合なんかもあったり

類は友を呼ぶというか

元々 買い物や美容室などに連れ立って出掛けたり
用も無いのに 長電話してみたりとか

そんな女性らしい!?付き合い方を好まない
サバサバした輩同士が 親しい友人だったりするので

気が付けば 暫く音沙汰も無く
半年振りの再会ってことになったりするんだよね。



実は。
ワタクシ、今月の18日が
仙台から東京へ上京して 丁度まる5年を迎えた日でした。

ワタクシより2年早く、旦那さまと共に上京していた本日の彼女
引越し等落ち着き、彼女の元へ遊びに行ったときのこと。

普通友達なら、期待に胸膨らませて上京してきた友に対して
「よく来たね!今後楽しみだね!頑張れよ!」
なんて労いとか、励ましの言葉をかけてくれる筈なんだけど

彼女の場合
「怖い?不安?食べてゆけるの?」
「だって アンタ全然知らない業界じゃないの。」
・・・ことごとく暗くなるような厳しいツッコミ入れてきたりして。

ワタクシとて そりゃあ不安が無いと言ったら嘘になるけど
そんな事とても口に出せず、半ばむきになって
「大丈夫だよ!新しい事挑戦するの好きだもん」
「私は人が思ってるより強いから平気!」
必死で言い返してたっけ。

でも、言葉を声にして出すということは。
彼女だけでなく、自分にも言い聞かせてるっていう効用もあって。

あれは。
負けず嫌いで、強がりなワタクシの性格を見越した
彼女なりの応援方法で。

ワタクシは 彼女の技に見事引っかかり
気付けば 不安もすっかり消えていて
絶対に大丈夫だ!という安心とやる気が出て、なんとか頑張れた。

あれから。
上京から5年になるね!と ちゃんと覚えていてくれて
本日声を掛けてくれていたのも 彼女。

正直言って。5年などあっという間で。
自分が18日に上京したことなど、すっかり忘れていた。
本当に 有難い存在だと思う。

半年振りに会った彼女
相変わらず 綺麗で 彼女らしく生き生きしてて。

そして相変わらず 人の観察が細やかで
適材適所 相手に合ったアプローチが自然に出来る人。

お互い すでに違う世界で生活していて
今更共通の趣味や真新しい話題など 皆無な筈なのに

話題に事欠くこともなく
思い出話にふけることも 会わない間の近況報告で
いっぱいいっぱいになることもなく

今、考えていることや、その言葉の真意を
いちいち説明しなくても 理解しあえる呼吸

まるで 一昨日会ったばかりのような
気のおけない 居心地の良さで

なんだか変な話だが 本当にひさしぶりに
人と気を使わずに コミュニケーションを取った様な気がして
癒されたし 可笑しかった。

そんなこんなで 彼女と
「気使い(気遣い)」「気配り」の話になって。

類義語だしどちらも対人関係には必要なものだけど、
「気配り」は、自分にすでにあるものを 自然な振る舞いで提供出来る、なんとなく心に余裕があるイメージだよね。
「気使い」って、意識してこの人の為になることを考えて行動するってイメージ。
「気を使う」為には「気を張らなくちゃ」いけないもんね。


・・・仕事の場合はどうしても後者が多いと思うけど・・・。
彼女が 笑いながら言った。
「アンタ、最近気を使いすぎて気疲れしてるんじゃない?」


うん。解ってる。

人にも自分にも満足を得たいばかりに 完璧な理想を求めすぎて
空回りしてしまう傾向がある 自分自身の性格も

仰るとおり、最近ちょいと気疲れ気味だったことも
そして、これって相手も疲れさせる行為だってことも

だけど。今はそれでも通過しなければいけない
大事な時期だっていうことも
多分 全部解っているよ。


「大丈夫だよ!私は強いから。」
相変わらず 強がりで答えてしまうワタクシ。
5年経っても 性格はさほど変わらんよ。


久々に過ごした 彼女との時間
もう悪友とは言えないほど お互い悪さもしなくなって
多少は 大人になった者同士

だけど 変わらないものは変わらぬまま

また今回も
言葉に吐いて 自分のものにした強がりと元気

そして 
気配りが出来る人の素敵さを 思い出させてくれて
穏やかな気持ちになれたこと。

家を出たときより 優しい気持ちで
帰宅できた自分も また嬉しくて

感謝 感謝!

ありがとう Cさまかえる またね!