昨年から青春系の韓国ドラマが多かったけど
そんな中、強いインパクトがなくても
人物背景やストーリーだけ見ると
いつものよくある韓国ドラマじゃん
って感じなんだけど
ドラマの描かれ方が色々新鮮に感じました。
そんな点も含めて
今回は個人的にちゃんと感想を残しておきたいと思いました。
※ネタバレします
男女が逆転したよう
![キラキラ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/088.png)
大きな事件や出来事もなし
通常ドラマって何か大きな出来事を引き金にスピーディな展開をしていくけど
そういう事件みたいなものがないんです。
序盤でソンギョムが陸上選手を辞める過程が描かれて以降、
取り立てて大きな展開もなかったので、時々
あれ、今何話目だっけ?👀
とか確認しちゃったくらい笑
![ニコニコ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/002.png)
キャラクターの魅力
ミジュはどんな時でも臆せず
自分の考えや思いを相手に言うことができる。
そして
翻訳の仕事は、自分が好きな映画だけをできるわけじゃないけれど
映画翻訳という自分の仕事への愛情や
自分自身を大事にしてること
シン・セギョンが持つ爽やさとかわいさがミジュにすごく合ってた
ミジュには
そういうことが感じられるセリフが多くて
共感してしまうことが多かったです
そんなミジュを通じて成長していくソンギョム
ミジュが翻訳に興味を持つ
きっかけになった映画の台詞
人が転ぶのは立ち上がり方を学ぶためだ
ソンギョムが
ウシクに手を差し伸べた時の言葉が
その台詞に重なっているようでした。
選手だったソンギョムが今度は選手をケアする側に
ソンギョムは最終的に、自分で志願して
ダナの会社でエージェントになる。
そんなソンギョムの変化をどんどん感じられたのは
ストーリーの展開だけではなく、
シワンの演技の繊細さもあったと思います
シワンの過去のバラエティ番組を見返したら
普段のシワンと
ソンギョムの喋り方は違ったので、
語感からくるソンギョムの独特な空気感は
シワンが作ったものなんだなぁ
と思いました。
←この時点でもう代替不可能なシワンのソンギョム
最初の方は、
ソンギョムと会話しても
その表情や言葉からソンギョムの気持ちが見えてこなかったけど
ミジュに気持ちが向くようになると
だんだんとソンギョムから温度が感じられるようになって。
そういうソンギョムの空気感や温度をシワンが繊細に表現していたなぁと思いました
![!!](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/093.png)
そんなシワンは、役作りのためにかなりトレーニングもしたそうで、
トラック上での選手姿を見た瞬間から
ドラマを見る私の気持ちも一気に高まりました
ソンギョム×ミジュは爽やかカップルでしたが
脚本家パク・シヒョンさん
このドラマの脚本家パク・シヒョンさんは
今回の『RUN ON』で脚本家初デビュー
大ヒット脚本家であるキム・ウンスク作家の補助作家だったそうです。
生い立ちへの偏見や女性差別、同性愛、
被害者なのに不当に扱われたり
そういうことを題材に入れながら
今の時代にフィットした
キャラクターと彼らのセリフに
パク・シヒョン作家は
個を尊重しつつ互いを大事にしているなぁ
と感じました🤝
13話のミジュとメイオンニの会話
ミ:“私がどんな目に合っても彼を愛している”は違う
メ:うん、それは違うよ
お互いをちゃんと守りながら愛さないと
犠牲的な愛じゃなく
自分も相手も大事だということ。
14話、ミジュがソンギョムにいう言葉
ドラマの中で、しかも女性がこういうこと言うのって、今までなかったように思う。
自分の性格や癖を自覚しながら
バランス良く生きていく術って
すごく大事だけど、なかなか難しい。
劇中の、ユク・ジウの言葉
私の人生の主人公は私
さて、OST
この2曲は即プレイリスト入りでした
![ニコニコ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/002.png)
![ウインク](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/048.png)
バラード×ラップっていう異なるジャンルを
合わせた曲も時々OSTに使われるけど
けっこう好きなんだなぁ。
他にもいい曲があってOSTもとっても満足でした
というわけで、
時代を反映した題材やキャラクター、セリフが魅力的だったし
ドラマでこんな会話をするんだぁという
会話やセリフの新鮮さを感じました。
そして
最後まで丁寧に描かれた
みんなを映画館に集めたエンディングシーンに
イ・ジェフン監督やパク・シヒョン作家の愛情を感じて
気持ち良く完走することができました
ここ最近の青春系の中ではいちばんのお気に入りです