昨年から青春系の韓国ドラマが多かったけど

そんな中、強いインパクトがなくても

最後まで新鮮さを感じた
 
それでも僕らは走り続ける
RUN ON 런온 JTBC
 
シワン演じるキ・ソンギョムは、陸上短距離の国家代表選手🏃🏻‍♂️
父は政治家、母はカンヌの女王な大女優、姉は世界ランキング1位のゴルファーという
華やかで裕福な家庭だけど、子供の頃から両親は忙しくソンギョムは寂しく育つ。
 
シン・セギョン演じるオ・ミジュは
家族がいない環境で育ち、学生の頃に見た映画のセリフをきっかけに字幕の役割に興味を持ち、映画翻訳の仕事をしている女性。
 
そんな違う世界で生きるふたりが出会い
お互いを通じて成長していくストーリー
 
Netflix予告

人物背景やストーリーだけ見ると

いつものよくある韓国ドラマじゃん

って感じなんだけど

ドラマの描かれ方が色々新鮮に感じました。

 

そんな点も含めて

今回は個人的にちゃんと感想を残しておきたいと思いました。

※ネタバレします

 

 

ダイヤオレンジ男女が逆転したよう

ミジュは、自分の軸をしっかり持っていて
仕事も自分が望んだ職業に就いている、
最近の韓ドラでよく見られる現実的な描かれ方。
 
ソンギョムは、心がとてもクリーンで真っすぐ、
だけど無味に育ったせいか
彼が発する言葉もしゃべりも独特。
そのせいか少し不思議な感じ🤫
 
緊迫する場面で、男性が女性の手を引っ張って去って行くシーンってよくあるけれど
このドラマでは
ミジュがソンギョムの手を取って去って行ったり、
ソンギョムが涙を流しながらミジュを引き留めたり。
 
お互いを通じて
ミジュも変化していく部分もあるけれど、
圧倒的にソンギョムがミジュと出会ったことで吸収していくことが多く、
自分の色を持つようになって成長するんですよね。
 
いつもミジュがソンギョムを包んであげてるようで、ソンギョムがワンコ的可愛さに見える時があるくらい照れ
 
ソ・ダナ×ヨンファ
ダナは財閥一家でスポーツエージェンシー代表、
だけどヨンファはまだ学生。
 
きれいでセンスも良くて仕事も出来る、リッチなダナキラキラ

今までの韓ドラとは男女の描かれ方が
完全逆だなぁと思いました。
 
 

ダイヤグリーン 大きな事件や出来事もなし

通常ドラマって何か大きな出来事を引き金にスピーディな展開をしていくけど

そういう事件みたいなものがないんです。

 

序盤でソンギョムが陸上選手を辞める過程が描かれて以降、

取り立てて大きな展開もなかったので、時々

 

あれ、今何話目だっけ?👀

 

とか確認しちゃったくらい笑

 

可愛らしくさわやかな겸미カップルラブラブ
 
後半、韓ドラあるある親の干渉もあるけれど
ソンギョムの父、母はそれぞれ全然考え方も取る立場も異なるんですね。
 
そんなこともあり、無駄に心配することなく
安心して最後まで見れてよかったですニコニコ
 
 

ダイヤオレンジキャラクターの魅力

ミジュが主体的な女性であること


ミジュはどんな時でも臆せず
自分の考えや思いを相手に言うことができる。

 

そして

翻訳の仕事は、自分が好きな映画だけをできるわけじゃないけれど

映画翻訳という自分の仕事への愛情や

自分自身を大事にしてること

 

シン・セギョンが持つ爽やさとかわいさがミジュにすごく合ってたキラキラ

 

ミジュには

そういうことが感じられるセリフが多くて

共感してしまうことが多かったですウインク

 

そんなミジュを通じて成長していくソンギョム

 

ミジュが翻訳に興味を持つ

きっかけになった映画の台詞

 

人が転ぶのは立ち上がり方を学ぶためだ

 

ソンギョムが

ウシクに手を差し伸べた時の言葉が

その台詞に重なっているようでした。

 
やってダメだったら
その時、諦めてもいい
 
今日はまず、立ち上がることから始めてみようか?

 

選手だったソンギョムが今度は選手をケアする側にニコニコ

 

ソンギョムは最終的に、自分で志願して

ダナの会社でエージェントになる。

 

そんなソンギョムの変化をどんどん感じられたのは

ストーリーの展開だけではなく、

シワンの演技の繊細さもあったと思いますキラキラ

 

目がとても魅力的で、視線も絶妙だったなぁおねがいキラキラ
 

シワンの過去のバラエティ番組を見返したら

普段のシワンと

ソンギョムの喋り方は違ったので、

語感からくるソンギョムの独特な空気感は

シワンが作ったものなんだなぁ

と思いました。

←この時点でもう代替不可能なシワンのソンギョム照れ



最初の方は、

ソンギョムと会話しても

その表情や言葉からソンギョムの気持ちが見えてこなかったけど


ミジュに気持ちが向くようになると

だんだんとソンギョムから温度が感じられるようになって。


そういうソンギョムの空気感や温度をシワンが繊細に表現していたなぁと思いましたニコニコ


この黒のウェア姿が超絶カッコいい!!
 

そんなシワンは、役作りのためにかなりトレーニングもしたそうで、

トラック上での選手姿を見た瞬間から

ドラマを見る私の気持ちも一気に高まりましたニヤニヤニヤニヤ




ソンギョム×ミジュは爽やかカップルでしたが

ダナとヨンファのロマンスは
甘酸っぱい余韻で胸がきゅぅっとなりました。
 
 
まだ学生のヨンファが
好きな気持ちも怒りも傷ついた気持ちも
真っすぐダナへ向けるところが
初々しくもあり
 
受け入れるしかない別れへの
無力感や悲しみに
 
若さの純粋さって特別だなぁって
ヨンファを見て感じましたね。
 
切なさが胸をかすめる素敵なBefore/Afterのポスタ―
 
ダナとヨンファの恋は
ヨンファ(영화)の名前のように
まるでひとつの映画を見るようでした。
 
 

ダイヤグリーン脚本家パク・シヒョンさん

このドラマの脚本家パク・シヒョンさん

今回の『RUN ON』で脚本家初デビューキラキラ

 

大ヒット脚本家であるキム・ウンスク作家の補助作家だったそうです。

 

生い立ちへの偏見や女性差別、同性愛、

被害者なのに不当に扱われたり

 

そういうことを題材に入れながら

今の時代にフィットした

キャラクターと彼らのセリフに

 

パク・シヒョン作家は

個を尊重しつつ互いを大事にしているなぁ

と感じましたニコニコ🤝おねがい

 

 
 

13話のミジュとメイオンニの会話

 

ミ:“私がどんな目に合っても彼を愛している”は違う

メ:うん、それは違うよ

お互いをちゃんと守りながら愛さないと

 

犠牲的な愛じゃなく

自分も相手も大事だということ。

 

 

14話、ミジュがソンギョムにいう言葉

私と一生、生きていくのは誰?
私、私自身
 
私は
自分自身とうまく付き合っていきたいの
 
自分を過剰に愛したくもないし
だからといって あまりいじめたくないし
そのバランスを上手くとっていくことが
私の一生の課題だと思う
 
ソンギョムさんももっと自分を愛してほしい
それでこそ
私たちも健康的に付き合っていけるよ
 

 

ドラマの中で、しかも女性がこういうこと言うのって、今までなかったように思う。

 

自分の性格や癖を自覚しながら

バランス良く生きていく術って

すごく大事だけど、なかなか難しい。

 

 

 

劇中の、ユク・ジウの言葉


私の人生の主人公は私

 

人はみんな違うし
それぞれが自分の人生を生きている

お互いを理解することは難しくても
尊重し
時に助け合いながら
今、自分ができることを
自分にも人にもしていくって大事ですよね。


パク・シヒョン作家のメッセージが
セリフに乗って伝わってくるようでした。


 


さて、OSTニコニコ音符

この2曲は即プレイリスト入りでした!!

 

“Run To You” LUCY 

青春系といえば爽やかで
未来を感じる曲が象徴的に使われる気がするニコニコ
 
“Sorry” 2F (신용재, 김원주) 

初めて聴いた時から素敵なバラードだなぁって気に入りました。
何度聴いても本当にいい曲。
4Menから2Fへグループ名を改名。
4Menだったのかぁと、やっぱりいいよねぇっと納得ウインク
 
 
この曲はドラマで聴くほどに
いかにもOSTらしくて好きになった
“Ride Or Die”  kei(러블리즈)&주헌(몬스타엑스)

バラード×ラップっていう異なるジャンルを

合わせた曲も時々OSTに使われるけど

けっこう好きなんだなぁ。

 

他にもいい曲があってOSTもとっても満足でしたウインクルンルン

 

 

というわけで、

時代を反映した題材やキャラクター、セリフが魅力的だったし

ドラマでこんな会話をするんだぁという

会話やセリフの新鮮さを感じました。


そして

最後まで丁寧に描かれた

みんなを映画館に集めたエンディングシーンに

イ・ジェフン監督やパク・シヒョン作家の愛情を感じて

気持ち良く完走することができましたニコニコブルーハーツ


 

 

ここ最近の青春系の中ではいちばんのお気に入りですウインク