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新版GEE-Q-EIJI黒電影熱病的嗜好方

BLAKCMOVIE JUNGLEFEVER IS BACK!

※このブログは2013615日に別ブログにて更新した内容そのまんまです。そうです5年前のものですww

  

いやいやいや、忙しいですわお蔭様で…っつっても別に生活が潤いまくってるって訳じゃないのがつらいとこなんすけどねwww。んでもってこのブログがアップされる頃、俺は仕事で“中国”に行ってる訳ですわwww。なんでまたホームページ制作担当が中国に…てな感じでしょうが…色々やることやってんですってwww、しかし超鼻炎な俺、PM2.5とやらが心配ですわホントにwww

 

っつ~事で今回の作品は『Joy Road』をご紹介!

 

デトロイトのゲットーで生まれたトニー。彼は私立の学校を出て今では弁護士にまで上り詰めた。だけど妹のニアはそこまでの余裕が家庭にあった訳じゃなく、ゲットーから出る事もなかった為、今では地元のギャングのリーダーであるビッグボーイと恋仲。んでもってビッグボーイが殺しの容疑で捕まってしまい、困ったちゃんなニアは兄貴に彼の弁護を頼むが…

 

なんだかんだで『8マイル』以来久しぶりのモーターシティ・デトロイトが舞台の作品ですが、当然っちゃあ当然“ギャング物”であります。

 

日本では一時期怒涛のごとき勢いでギャング物がリリースされ、今ではHIPHOPというタグ付きで一棚ワンコーナーが出来上がっちゃってる程その手の作品はガンガンに存在してます…が、その殆どが内容も無い残念系なんすけどねWWW

 

んでこの作品、ん~、それらと一緒にしちゃ可哀そうな気もしますけど、やっぱりガツンと来る作品とは言えませんね。っつかどうしてもこの手のジャンルって『ボーイズンザフッド』、『ニュージャックシティ』、『メナースⅡソサエティ』ってデカ過ぎるクラシックが存在し、その後それを追いつけ追い越せ的な意識で気合入れまくりのアドレナリン迸りまくりって監督も作品もイマイチ現れていない感、強くないっすか?

 

それよりむしろ、ジャンルだけを美味しいと思ってか、ロクに造りこみもせずに低予算でチャッチャと拵えました的ショボショボ作ばっか次から次へとリリースされる始末…ん~、ここらでもういっちょ、ジョン・シングルトンあたりが気合いれて作ってくんないかな~原点回帰作品をWWW

 

なんつ~愚痴で話がそれちゃいましたが、それでもこの作品、心底レベルで残念ってなもんじゃないっつ~事は言っときます。まずゴロゴロある様な“ビデオムービー”とは違ってインディながらもキチンとした感じで撮ってますし、デトロイトの乾いた感じが伝わるトーンを抑えた映像はむしろ好きな方です。

 

ただ…

 

主人公を演じたウッド・ハリスなんだけど…弁護士っちゅう職業とは裏腹にモロにゲットーフェイスなんですわコレがWWWPAID IN FULL』な訳ですよ俺の中じゃwww。まあさ、深く深く読んで、モロゲットー丸出しの男でもちゃんと間違わなければ弁護士になれるんだよって部分をクローズアップする為のキャスティングってんならそりゃスゲエわなと思うけど、けど、けどよ、弁護士ヅラじゃね~んだよな~WWW

 

ギャングのリーダーであるビッグボーイを演じてたのがトリック・トリックというラッパーなんすけど…すいません、俺全然知りませんでしたこの人WWW。でも彼はいい感じだったなと思います。っつ~のもある部分で風貌もファッションも佇まいも“こうあるべき”ってなステレオタイプなギャングのボスって感じじゃなく、かといって浮いてる様な感もなく、どっしりと落ち着いた雰囲気で演じてたな~ってな印象がありました。

 

個人的にはなんだかんだで嫌いなジャンルでない分、この位のクオリティの作品であればドシドシリリースされるのも大歓迎なんすけど、なんでこうも日本は安っぽいビデオムービーを求めるんでしょうか…そりゃぶっちゃけて言えば“安さ”以外の何物でもないんだろうけどねWWW

ち~っす!…まだバタバタしてます…っつ~か、当分バタバタですwww!っつ~事で今回もいきなし行かせていただきます!ご紹介する作品は『I Will Follow』でやんす!

 

祖母であるアマンダを乳ガンで亡くしたメイ。彼女はアマンダが病気になってからというもの、メイキャップアーティストという仕事を棚上げして彼女の世話をしていた。アマンダには娘であるフランがいたが、親子間の関係は最悪で、更にメイの存在も受け入れようとしなかった。アマンダが亡くなった後、フランが家に戻るが、やはりそこでもメイと衝突してしまう…

 

俺がただ単にB級トンデモ系作品にばかりウヒョウヒョ言ってる様な偏ったジャンキーだと思ったら大間違いだぞこのコモドオオトカゲがっ!アラフォー独身男性として、「ん~ん、オ・ト・ナ…」な作品だって好んで見るんじゃわい!っつ~事でこの作品、以前ココでも紹介した事がある、フィーメールラッパーに焦点を当てたドキュメンタリー作品『My Mic Sounds Nice』や、『THIS IS THE LIFE』を撮った女性監督エヴァ・デュヴルネの作品。この2作品とも凄く印象に残ってる作品なので、今回もまたウヒャウヒャしながら見たんですが…

 

良いです…個人的にこの監督、ハマりました完全に。

 

先に言っておきますけど、俺がココで絶賛したりする作品って、結構オバカ系なヤツが多い印象を持ってる方も多いと思いますけど、絶賛には2種類ありまして、“マニア心を擽るマニアック加減”と“ただ純粋に単純に良いと思える”、この2つで言えばこの作品は完全に後者にあたるんですが、これまた皆が皆“良い!”と思えるかと言えばちゃうかなと。簡単に言えばすごくつまんないって人も割といるんじゃないかなとすら思えるテンションだと思いますので念のため。

 

これまではドキュ作品ばっかだった彼女の長編初監督作品なんですが、普段割と自分なりの“ポイント”を探し、ところどころにエッジを求める俺からすればなんとも淡々とし過ぎている感が強い…と思いきや、なぜだろう、全然退屈しないし深く物語全体を探りたくなる…そんな魅力に惹きつけられる作品と言えます。恐らくそれは女性監督特有の感性もさることながら、エヴァ・デュヴルネという女性監督の持つ特有のスキルなんだなと改めて痛感させられましたね。

 

主演のサリー・リチャードソン、ホンットにナチュラルビューティーといいますか、メッタメタ美しかったです。これまで『黒豹のバラード』や『ダーティ・シェイム』、その他にもココで紹介した事がある作品に何本も出演してる女優さんすけど、やっぱ役柄的に幸せより苦悩が多い状況の中だからこそ、抑えた…というか沈んだ…というか、陰の表現を絶妙に演じてた様に思いますし、きらびやかにドレスアップしなくても美しい者は美しい…まさにブラックイズビューティフルを体現してた様な存在感でした。

 

映画っぽい大げさなシチュエーションじゃないからこそ、その場に立った女性の心理に対し、気が付きゃ男の立場で勝手に感情移入している自分がいたりするから驚きです。かといって日常感バリバリのありきたりな状況じゃない…男の俺でもしっとりと深く鑑賞出来るから、逆に女性はどんな感想持つのか…そんな感じの作品です。

 

しかし…ホントに最近ひょんな感じでトレイシー・トムズをスクリーンで見かける機会が多くなった、ノッテるね、彼女。

※このブログは2013年6月10日に別ブログにて更新した内容そのまんまです。そうです5年前のものですww

 

はい、今回はいきなしいっちゃいます…実は今ホントにバタバタばんもんでwww

 

っつ~事で誤字脱字あったらスマン!『The Guard (ザ・ガード西部の相棒)』です!

 

アイルランド西部の田舎で警察官として働くゲイル。彼の元に部下として若い警察官であるマクブライトが赴任してきたが、その日に頭部を銃で撃たれた死体が発見される。また奇妙な事にその日にマクブライトも失踪…。コカイン取引の操作でやってきたFBI捜査官のベレットは、その被害者が麻薬取引のメンバーの1人だと知るが…

 

アイルランド産のデコボココンビ物です。要はね、ブレンダン・グリーソン演じるゲイルって警察官は正義感は当然持ってるんだけど人間的にどうよって部分が多々あって、仕事中に遊ぶわ酒飲むわ、差別的な発言は平気で発するわなKYさんな訳。でもその反面母親思いのとこもあり~ので、逃げ道はちゃんと用意されてたり。片やドン・チードル演じるマクブライトは仕事放棄のゲイルに代わって奮闘するんだけど、肌の黒いよそ者扱いされたりとふんだりけったり…でも頑張る!ボク頑張る!ってな感じなんですwww

 

この作品、アイルランドではヒットしたらしいし、監督も賞とか獲ってるってんで興業的には大成功なんだけど、ん~、確かに2人の関係性だけでなくやりとりや展開自体も退屈するもんじゃないし、それなりに楽しい…けど、全体的に“緊張感”ってヤツが欠けてた感はありました。ある意味この作品に緊張感なんてヤツを求める事自体大間違いなんだろうけど、ただハラハラドキドキの緊張感だけじゃなく、全体的に田舎街のゆるい雰囲気があるからこそ、ピンとする部分も一つ二つあった方がグンと活きてくるのに…みたいなwww。偉そうな事言ってっけど、いい作品だなと思えるヤツこそ、あれこれ注文言いたくなるもんなんですwww

 

実際アイルランドってお国柄は随所に感じる事が出来る作品だったんじゃないかなと思います。特にイギリスの事、あんま好きじゃないんだね。それにアフロアメリカン…いや、アメリカに対してもイマイチの様で、差別的な事言っても開き直るしねwww

 

主演のブレンダン・グルーソンは、ココでも紹介した作品でいえばデンゼルの『デンジャラスラン』とかにも出てたけど、この作品のゲイル役はまさにハマリ役だったんじゃないかなと思います。なんだかんだでドン・チードルはツートップというよりも翼くんという名のブレンダン・グルーソンに絶妙のセンタリングをあげる“岬くん”的ポジションだった様な感じでしたね。でもさ、毎回言うけどドン・チードルの作品で「ホンット、つまんね~!」って作品、全然無いのがスゲエなと思います。

 

っつ~事で、一応ジャンル的にはクライムアクショ…いや、アクションじゃないし、かといってコメディとも言えない…ここら辺が“ゆる~い”という表現たる所以なのかなwww。いい作品でも俺にとって“語りたい”レベルじゃなかったかなと思いました。

※このブログは2013年6月1日に別ブログにて更新した内容そのまんまです。そうです5年前のものですww

 

20代の頃、結構聴いてたんですが、久しぶりに聴いたら…やっぱりうまいしカッコイイしでヤラれてるのがコレです!マリーンのニューアルバムです!

 

タイトルは『マリーン・シングス・ドナ・サマー』、その名の通り去年の5月に亡くなってしまった“ディスコクイーン”ドナ・サマーのトリビュートなんですけど、これがスゴぶる良いんです!全体的にはアシッドジャズっぽいアプローチなんですけど、しっかりとファンクネスでありソウルフル…オススメですよコレは!

 

っつ~事で今回はスパイク・リー先生でございます、『BAD 25』をご紹介

 

故マイケル・ジャクソンの大HITアルバムである『BAD』 のリリース25周年を記念したスパイク・リーによるドキュメンタリー作品。日本では28日の深夜、NHKで『マイケル・ジャクソン BADのすべて』として公開されました

人それぞれ好みや想い入れはあると思うのですが、ココではあくまで超個人的な事を言わせてもらってますが、俺的にはマイケル・ジャクソンのアルバムで考えれば、ジャクソン5時代から考えても、一番好きなアルバムは他でもなく『BAD』でございます。特にこの時代自体がそうだったとも言えるけど、このアルバムからのシングルカットナンバーやPVはどれもクオリティが高く、非常にカッコイイでしょ?

 

とくにこのBADって曲のPVは、マーティン・スコセッシが監督してるっつ~だけでなく、非常にメッセージ色の強い内容じゃないっすか。ウェズリー・スナイプスの姿もあるワルっ子ちゃん軍団に、真面目っこちゃん倶楽部のマイケルがたきつけられ、ホントのワルってもんでもないくせに、来い!見せてやる!っつって駅で老人をカツアゲしようといする…でも結局はマイケル本人が逃がしてしまう。

 

なめられちゃいけないっつってワルぶっても意味ないよ!

取り返しのつかなくなる前にやめちまえよ!

 

みたいな…ね。ワルってのは『悪』って意味じゃなく、COOL的なニュアンスでも表現できるだけに、英語力がなくても、ボンヤリにでも決してこの曲が“悪的賛歌”じゃないって事くらい誰でもわかりますわな。

 

このドキュは、マイケルってスゲエだろ~!偉大だろ~!って部分をクローズアップする訳じゃなく、あくまでそういったクラシック中のクラシックが生まれた背景や関わった人物達に焦点を合わせる事で、当時の彼を取り巻く状況や完成までの工程なんかが垣間見れるという点で、非常に興味深い作品だったと思うし、思い入れをグッと抑えつつ、それでもマイケル愛をふんだんに散りばめた良質なドキュを撮ったスパイク・リーはホントに流石だなと思った次第でございますです。

 

当時のプロデューサーであるクインシー・ジョーンズや、他にもスティーヴィーワンダー、マライアにカニエ、ジャスティン・ビーバー、シェリル・クロウなんかも彼に対する思いを語り、当然スコセッシの姿も。マイケル自身が撮影したというレコーディング風景といった貴重な映像も見どころだったと思う。それにイギリスでのワールドツアーの模様なんかもおさめられてました。

THIS IS IT』が最高のステージドキュメンタリーだとすれば、1枚のアルバムに焦点を絞ったコチラはもっとじっくりと彼の凄さが伝わる良作であったと思いました。

 

余談ではあるけど、アフロアメリカンの伝記物…といえば必ず名前が上がるスパイク・リーだけど、彼自身マイケルの伝記物を撮るつもりは無いらしい。理由は簡単「誰が彼を演じるんだい?」…ごもっとも!

 

でもさ、きっと彼以外の監督がいつかマイケルジャクソンストーリーを撮る日が来るだろうけどね。

 

しかし…『Man In The Mirror』はホントに人種・世代・国籍・ジャンルを超えたクラシック中のクラシックだよね、マジで

※このブログは20137月24日に別ブログにて更新した内容そのまんまです。そうです5年前のものですww

 

少し間があきましたね~…忙しいんですホントに!

明後日からまた福岡~岡山~大阪~東京と横断の出張になりまふwww

 

そんな中でも無理矢理更新!っつ~事で今回の作品は『The Mortician』をご紹介!

 

気弱で寡黙な男の職業は死体処理係(役柄が出てこないんだもん、名前わかんないんです)。街のボス的存在のカーヴにはいつもビクビクしている様な男だった。ある日1人の女性の死体が運ばれてきて、処理の為に体を洗い流すと見事なヴィーナスのタトゥーを見た彼は驚きを隠せず、そんな中1人の子供が彼の元にやってくるが…

 

はい、ウータンクラン大好きっ子ちゃん倶楽部会員としては嬉しい作品でございます。っつってもさ、メス主演なんだけどこれイギリス映画なんすね~。正直、皆さんはどうか知りませんけど、個人的には彼と赤男共演の『HOW HIGH(ビーバットボーイズ)』を全然好きになれない訳でして、なもんで尚更次はたのんだぞウインダム!という気分になるんですね~メスの作品に関しては。

んでコレなんすけど、絶賛!とまではいかないんですが、好きですね~こういうテイスト!根がクソみたいに明るいもんで、たま~にこんな風に超ダークな雰囲気もまた新鮮といいますか、もっと言えばメスの役ってのが彼らしくないんです全然!そこがまた先入観を取っ払ってくれるというか、ラッパー・メソッドマンじゃなくストーリーを追うことが出来るってな感じがします(ま、その反面いつものメソッドマンじゃないので違和感もありありなので、そっちの感情は無理やりかき消す必要がありますWWW)。暗いわ弱いわ変わってるわで、しかもそういった役を絶妙に演じてるメスがまた違った意味でカッコイイ!これは50と比べるのもアレだけど、役者としてはずっと上手だわ!弱っちいキャラなんだけど、そのシャットダウンぶりはともかく、スーツ姿がハマっててカッコいいんですマジで。

 

さて、作品ですけど実は劇場公開時は3D作品としての公開だったらしいんですけど、こればっかは「なんでやねんっ!」って気がします。全然3Dに拘る意味が無かったっすね~。

 

趣味は動物の標本造り、職業は死体処理…もう何か背負ってる感バリバリなんだけど、その過去ってのが1体の死体によってどんどんフィードバックされてくんですが、そんな彼が唯一心を開いている相手が娼婦であるエヴァ。演じたのはデイナ・ヒュークスって女優さんなんだけど…ん~萌え度は低しWWW。ただね、この作品にはあのエドワード・ファーロングが出演してんですよ、『ターミネーター2』のサラコナーの息子役だったあいつ!あれがなんだか知らないうちにおっさんみたいに成長しちゃってそれもまた驚きでしたわWWW

とにもかくにもこの位のクオリティ、そしてこの位のハマリ度を見せられたらなんだかんだで次の作品にも俄然期待が持てる訳です。要はアレだ、メソッドマンはそのキャラを活かす…ではなく、あえて演技派を欲張ってみるのも悪くないんじゃないかなと。そしたらさ、今はまだそこまで感動系やシリアスタッチ系に力入れてないであろうキューブに映画というジャンルで猛追出来るかも…ってのはちょっと早すぎるかWWW。でもそんな俳優としての可能性を存分に見れる作品ではあると言えますハイ。

 

ただ、この手の作品が日本のメディアで取り上げられたりすることってないだろうな~と思うし、何度も言うけどタイラーペリーでさえほぼ日本じゃ無名に近い訳だからね。なんだかんだで興行収入や作品の規模、製作費なんてもん度外視しても、映画産業全体として見て日本はハリウッドにどんなに頑張ってもいつまでたっても追いつけない…だから中国にさえ抜かれちまうんですわな。

 

はい、愚痴っ!www