2023年 12月期および通年レポート (集計) | ボロは明日の糧になる

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一口馬主のお仔さまネタを中心になんやらかんやらと。基本的に出資馬の出走レースの展望や回顧を織り交ぜつつ、出資額に対する回収率の推移を見守るためのサイトです。

(今年度出走歴のある出資馬の)

クラブ別「獲得賞金額と出走数etc.(3歳以上)を集計。

 

当該数値は本年度「2023年」(1-12月)に出走した出資馬の「”12ヶ月間”の集計値」であり、デビューから現在に至るまでの「”通算”の集計値」ではナイこと。
 

あくまで、”うちの出資馬”に限ったクラブ別集計(平均)であり、クラブ所属馬”全体”の数値ではナイことを、あらかじめ記しておく。

 

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まず、12月期は出資馬が”12勝”。このうち「3歳馬」”1勝”、「2歳馬」”8勝”。「重賞」はG1レース”1勝”できた。

 

「朝日杯FS」(2歳G1)をジャンタルマンタルくんが制して、無敗の3連勝でG1タイトルを奪取。しかし、出資馬”3頭出走”で期待した「香港国際競走day」は、プログノーシスくん⑤着が最高着順で他⑦⑧着。出走馬”2頭出し”の「有馬記念」も⑧⑫着期待ハズレの結果に終わった。

他では、2歳新馬が”4頭”、同未勝利馬が”2頭”計6頭が初勝利を挙げた。

 

クラブ別の「④みなし回収率」をみると、12月期は”2勝クラス”を2勝した【社台RH】が”5.5%”と大きく伸ばしている。

 

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また、12月期の結果がでたコトで、「2023年通期」つまり”一年間”の集計値として整ったわけである。

年間の④みなし回収率を確認すると”47.8%”。目標値30%を大きく上回る数値を叩き出しており、出資クラブ会員として「満足のいく一年だった」と言える。ちなみに年度代表馬イクイノックスくんが不在だった場合、「④47.8%→32.4%」まで数値は下がるものの、目標値30%超えを果たしており、1頭だけに頼った(偏った)数値ではないことを意味する。

 

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※3歳以上馬のクラブ別【1-12月期】(通期)の一覧表↓


通年でクラブ別の「④みなし回収率」をみると、、、

 

【シルク】が”96.2%”で、(2019年以降)6年連続トップ保持。重賞④勝のすべてが”G1レース”で、全4勝を挙げたイクイノックスくんサマサマの結果。本来ならば「3年強で100%回収する」目標の賞金額(手当込み)を、1年間でほぼ回収したことを意味する”驚愕の値”。ただし、仮にイクイノックスくんが不在だった場合、”23.1%”5番手クラブまで落ち込むことに。

次点は【社台RH】が”70.2%”。重賞⑥勝(うちG1①勝)。「皐月賞」(3歳G1)を制したソールオリエンスくんを筆頭に、3歳牝馬2頭が「重賞」勝利。これに古馬プログノーシスくんが重賞2勝を挙げて、バランスよい布陣で賞金加算。ちなみに上表は「3歳上」なので、2歳G1・2歳G2を1勝ずつ挙げたジャンタルマンタルくんの賞金・重賞勝利数は加算されていない。

激戦の3番手クラブ争いは、僅か0.1%の差で【ウイン】が制す。大きなタイトルこそないものの、安価な募集価格と出走頻度の高さ”着”を拾って賞金加算した成果と言え、大手牧場系クラブの幾つかを抑え込んだ。以降【キャロット】【G1R】と続いて上位5クラブが目標値”30%”を上回る


他の項目もみていくと、
①1頭あたりの”獲得賞金”は、【シルク】が”7410万/頭”でトップ。次いで【社台RH】となり、3番手以降を大きく突き放した。
②1レースあたりの”獲得賞金”も同上。
⑤1頭あたりの”出走数”は、【ウイン】が年間6.4走/頭と高い出走頻度を示し、【ラフィアン】が続く。
⑥レース単位の”勝率”は、【キャロット】が”.208”でトップ。次いで【シルク】【社台RH】と続き、ここまでが目標値”.150”を上回った。

 

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「みなし回収率」とは、、、

「引退」までの運用経費(預託費・保険代・クラブ手数料etc)を”5000万”とみなし、以下で算出したパーセンテージ。

 諸手当コミの総獲得賞金/(募集価格+5000万)

つまり、”引退”までにかかる「総費用」(支出)のうち、「獲得賞金」(収入)回収できた割合(%)を示す数値を意味する。
尚、現役期間”3年間+α”で回収を目指しているので、年間目標値は”30%”

 

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つづいて、各クラブ毎に近3年の数値比較今後の指針を示しておく。

2023年の④みなし回収率の上位クラブから順に、、、

 

【シルク】

2023年の①②獲得賞金額、④みなし回収率をみると近3年で”最も高く”、文句なしの数値。ただし、(上述したように)仮にイクイノックスくんが不在だった場合、「96.2%→23.1%」”で5番手クラブまで落ち込む。「明け4・5歳世代」(20・19産)に伸び悩んでいる仔が多く、同世代の本格化を期待するよりも「明け3歳世代」(21産)から新たな活躍馬の台頭が期待される状況。次年度(2024年)は高望みせずに”④30%超え”を目標としたい。ルールとして出資頭数制限こそ追加されたが、現在の”実績額”をキープしつつ出資継続

 

 


【社台RH】
2023年の①②獲得賞金額、④みなし回収率、⑥勝率、⑦勝利数をみると近3年で”最も高く”、文句なしの数値。明け4歳世代を含む”古馬勢”、「明け3歳世代」(21産)と満遍なく活躍馬を輩出。ただし、各路線とも”層が厚いわけではない”ので、次の募集世代(23産)でも偏りなく出資継続

 

 


【ウイン】

2023年の①②獲得賞金額、④みなし回収率、⑤出走数をみると昨年並み。2年連続で”④30%超え”が立派。ひと世代あたりの出資頭数は多くはないが、”条件クラス”を徐々に勝ち上がる仔が多い。体質が弱い仔に出資するとジリ貧になるだけに、”ひとつ”勝ち上がれて”丈夫”な仔に出資継続
 

 


【G1R】
2022年より下がったものの、今年(2023年)も④みなし回収率は”30%超え”を果たし、2年連続で目標値を達成。⑥勝率の低さは気にかかるトコロ。ただ、3年前以前の”不振ぶり”を思えば、育成レベルの向上が「2022年・2023年」と近2年の数値に表れているクラブ。社台・ノーザン系クラブと比較して毎年の募集頭数が2/3程度のため、馬房回転が早く”出走しやすい”せいか⑤出走数が相対的に多い。今後は出資頭数を一気に増やしたりしないが継続出資。クラブからセリフォスくん(G1勝利)のような大物を輩出できたコトも向上の証。

 

 

【キャロット】
2023年の④みなし回収率は”30%超え”を果たし、目標値を達成。特に⑥勝率はトップの値で、昨年陥った”不振”を脱却。ただし、同年のうちに6歳牝馬3頭を含む「OPクラス馬”6頭”」が引退しているので、次年度(2024年)は明け4歳馬レーベンスティールくんサーマルソアリング嬢の活躍がカギを握る。

 

 


【ラフィアン】※現役馬が居なくなり次第、退会予定
④みなし回収率が3年前から緩やかに減少、⑥勝率もついにゼロ。既に”出資ストップ”しており、2023年は3頭引退。現役馬は「明け6歳馬」(18産)の高齢馬”3頭”のみ。2023年の出走数は”2番目に高い値”を継続しているように、現状は”着”を拾うコトで賞金加算を続けている。

 

 


【ノルマンディー】
2022年に④みなし回収率の目標値にかなり近づいたものの、2023年は”3年前の水準”まで逆戻り。というのも「OPクラス」で”着”を拾いつつ賞金を稼いでくれた7歳牝馬”2頭”マリアズハート嬢ミニオンペール嬢が引退した影響が大きい。次年度(2024年)は”エース格”不在で苦戦する認識だったが、年明け早々に「明け3歳世代」(21産)から重賞勝ち馬ノーブルロジャーくんが降臨。”20産・21産”は多頭数出資したが、今後の”22産”三次・四次募集でどれくらい出資頭数を減らすか悩み中。出資自体は継続

 

 


【東サラ】※現役馬が居なくなり次第、退会予定
既に”出資ストップ”しており、2023年は3頭引退。現役馬は「明け9歳馬」(15産)の高齢馬”1頭”のみ。「OPクラス馬」だけにOP特別で”着”を拾って賞金加算。④みなし回収率が年間一桁で終えるコトもザラで、退会方針に変化なし。

 

 


【サンデー】※現役馬が居なくなり次第、退会予定
既に”出資ストップ”しており、現役馬は「明け5~7歳馬」(17~19産)の”6頭”。④みなし回収率は3年前から緩やかに減少しており、既に”底”をみせている仔が多いので次年度(2024年)は年間一桁もあり得る。退会方針に変化なし。

 

 

【大樹】※現役馬が居なくなり次第、退会予定
既に”出資ストップ”しており、2023年は3頭引退。現役馬は「明け4~5歳馬」(19~20産)の”4頭”。成長力の薄い仔が多く、④みなし回収率が年間一桁で終えるコトがほとんどで退会方針に変化なし。

 

 

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尚、本記事はしばらくしたら、
”アメンバー限定記事”に移行させますので、あしからず。

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オウマガタリ、、、
今月今宵のオタノシミは、ここまでにございます♪