-中国の商標-(ワンストップ中国進出 過去ログ) | crossborderのブログ

-中国の商標-(ワンストップ中国進出 過去ログ)

弊社は愛知県アジア展開支援実行委員会(事務局:愛知県産業通商課)の「中国ビジネスマネージャー」の業務を通じて、愛知県内企業の中国進出、内販を支援させていただいております。

-中国の商標-(ワンストップ中国進出 過去ログ)

中国進出といっても業界や業種によって方法はいくつかあります。中国に社員や自分自身が乗り込んで会社や店舗を作ったり、中国のパートナーを見つけて共同経営の会社をつくる。代理先を見つけて自社の商品を扱ってもらう、インターネットショッピングで売ってもらう。技術提携をしてその技術指導料を得るなど、多岐にわたります。

現在の中国進出が中国市場にモノやサービスを提供する状況をふまえて、それに沿った第一段階としては、中国進出を検討した時点で、私は商標の取得を強くお勧めしております。
中国での販売には社名や商品の商標取得が不可欠です。中国企業や中国人による商標権の侵害の実例はインターネット等で検索をすれば、たくさん事例が見つかると思います。   
中国では「人のふんどしで相撲を取る」ことが公然と行われています。ニュースなどで見る限りでは、「中国はやっぱりとんでもないな」と憤るだけですが、ご自身が中国でビジネスを行う上では死活問題となりえます。もし商標をとられた状態で中国で販売を行った場合、商標権の侵害となり多額の賠償金や行政処罰の対象となってしまいます。また意図的に日系企業の商標を取得して、中国進出後に多額の費用で買取を請求するブローカーも少なくなく、300万元以下(日本円 約4600万円以下)が交渉の相場といわれています。
商標など進出が決まった時点で、販売を始める際に取得すればいい、と思いがちですが、中国ではものすごく時間がかかってしまうのです。取得審査は1年半以上が通常であり、しかもこの期間は年々長期化しております。中国市場が急成長するなか、商標の取得に中国のお役所のスピードがまったく追いついていないためです。
商標がないことは大きなリスクであり、商標取得は時間がかかってしまうため、後回しにすると肝心な市場開拓の開始時期が遅れてしまい、事業計画に大きな支障をきたしてしまいます。ですから、中国市場を意識した時点で取得をしてしまうべきなのです。
また中国市場において商標(ブランド)のもたらす力は非常に強いです。欧米や日本などの成熟した市場では消費者は自分自身の判断基準をもち、それに従って購買を行います。たとえば、健康食品などの分野では大手製薬メーカーのブランドよりも、「天然素材」などをキーワードにインターネット等の販路で無名の中小企業が大手以上の売り上げにより成長しております。
中国は経済大国の仲間入りをしましたが、消費者の購買はまだ慎重であり、商標(ブランド、ロゴ)に頼ることが少なくありません。ロゴや英文名の良し悪し、日本のブランドだからなど。私が少年時代をすごした80年代、周りの大人たちもなんとなく海外のブランドやかっこいいロゴによって買い物をしていたような記憶があり、中国の消費者を見ていると、そんな昔を思い出してしまいます。「人のふんどしで相撲をとる」ような業者が多いのも、彼が商標の力を知っているからなのです。
中国でのビジネスリスクの一つであり、また大きな武器となる商標。取得に向けて動き出すこと自体が、御社の中国進出を加速させる行動ともいえます。

掲載HP「ワンストップ中国進出」 
http://www.onestop-china.net/blog/2012/03/post-21.html
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