現場監督者へのトレーニングの進め方 ①(於 深セン商工会製造分科会)
2011年9月に深センの商工会でTWIについて講演させていただきました。
その際の内容をもとに今日のコラムでご紹介したいと思います。
ご希望の方には使用したレジュメを送らさせていただきます。
「現場監督者へのトレーニングの進め方」
①TWI研修の歴史(深セン商工会講演内容要約)
◆勝つために開発されたTWI
TWIはアメリカ発祥ということは以前のコラムでご紹介しました。
年代は1940年代、いわゆる第二次世界大戦の時代です。
アメリカ政府(ルーズベルト大統領)はこの戦争に勝つために、
必要な戦力を割り出す分析をしました。
非常に具体的なものです
つぎにこの戦力を決められた期限までに実戦に投入する必要があり、
生産をする必要がありました。
当時アメリカは世界に名だたるフォード生産方式をもち、
大量生産を行うことができる経済大国でした。
しかしこの莫大な生産量をどうしても間に合わせるために
改善を進める必要に迫られました。
効率よく生産現場のリーダーの育成を行う必要に迫られ、そのために
TWIを開発したのです
◆日本の戦後復興→行政主導で普及
アメリカは戦争に勝利し、日本はGHQにより占領をされます。
日本の戦後復興はアメリカにとっても大きな課題となりました。
産業の立て直し、効率化の一環として、GHQはTWI方式の
産業訓練を積極的に推進します。戦後間もなく日本で最初に
TWIによる訓練が行われたのは1949年 国鉄大井整備工場だとされています。
その後、当時の労働省(のちに厚生労働省)、産業界、学術界を中心に
徐々に分類・整理されていき、現在の形に集約されていきます。
いわゆる70年代以降に、製造現場の効率アップ、製造リーダーの
スキルアップに大きく貢献をしました。
大袈裟にいえば、日本の高度経済成長、大量生産・大量消費を支えた
陰の功労者とも言えます。
20世紀に生まれたTWIですが、21世紀に生きる私たちがみると、
納得できる部分もあれば、社会背景、メンタリティが異なり、
理解できない部分も多少あります。
TWI方式(たとえば4段階法など)は
非常にすばらしいものであり、これをもとに自社教材や
オリジナル教材が多数開発されています。
中国でも同様に日本のTWIをそのまま導入するのではなく、
中国人の人事マネージャーやスタッフに内容や事例を確認してもらい、
齟齬をなくした上で導入していくのが望ましいです(2012.1.26)
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