桐野夏生は鬼才であると思う。
社会小説・ミステリーが書店に
並んでいたら、ついつい
手に取ってしまい、そのまま
立ち読んでしまうか、買ってしまうか
二つにひとつである。
『OUT』が出版されたのは
もう10年以上前のことだが
その作品の魅力は
色あせることはない。
『平凡な日常からの脱出劇』
弁当工場に勤める4人の主婦は
それぞれが生活に悩みを持っていた。
夫のリストラ・義母の介護・カード破産
DV。どこの家庭でもありそうなことだ。
そんな中、夫から暴力を受けていた
妻がはずみでその夫を殺してしまう。
彼女への同情と「高額の報酬」に魅かれ
主婦たちは弁当の具材を
容器に詰めるが如く、死体を
バラバラにして棄てるのだが…
それは後戻りできない、日常からの
脱出のはじまりでもあった。
ドラマ化もされ、そしてキャストを
一新して「映画化」もされているが…
苦いビールが『美味い!』と感じるように
やっぱり、小説で読んだ方が
おススメである。ラストもそれぞれ
異なるので。
悪役を演じたのは、
ドラマでは
柄本明さん。映画では
寛平ちゃんこと
間寛平である。
DVDは出ていると思うので
今度借りてみようと思う。
ドラマのエンディングは
福山雅治の「heaven」だった…な。
↓ 聴けよ
