あまりの忘れっぽさでとうとう
眠ることを忘れてしまったオレは
いつも通り、錠剤を5つ手の平に転がし
一気に飲み下す。
昨日の晩も同じようにして、オレは
疲れ切った心と体を休めようとしたのだ。
ふと、気がつくとオレは学生服を着て
学校のげた箱を掃除していた。
周りには見たことのないクラスメイトが
同じように掃除にいそしんでいる。
ふと、一人の男子生徒が近づいてきて
そして、オレにこう言った。
「今日こそ、彼女を誘えよ。頑張ってこいよ!」
指を差した先には…なぜか
『川村カオリ』がいた。
ちなみにどういうわけか知らんが、
オレの学生服のポケットには映画のチケットが
2枚入っていたのだ。
そして、掃除も終わり…学校から生徒が
ちらほらと消えてゆく。
川村カオリも駅までの道をゆっくりと
歩いていった。
必死に
ブロンドの彼女の背中を追うオレ……
彼女は立ち止ってくれた。
オレは勢いに任せて言う。
「映画のチケット持ってるんだ。
今夜、一緒に行こうよ……!」
川村カオリは、どことなく物憂げな顔で
しばし空を見てから…オレに向かって言った。
「着替え、駅に置いてあるから…
ちょっと待ってて」…と。
駅に着くと、
川村カオリはコインロッカーを開け
荷物を中に投げ込むと、代わりに
大きなビニールのバッグを取り出した。
そしてしばらくたって、彼女は
『白のスゥェットの上下に、ダウンベスト』という
ラフないでたちでオレの前に姿を現したのだ。
学生服を着ていた時の物憂げな表情は
すっかり消え失せ、生き生きとした笑顔で
『行こっか?』とオレに笑いかけてきた。
陽はすっかりと暮れていて、
映画館のある街中をうきうきした足取りで
川村カオリが歩いてゆく。
その後ろをオレが、彼女がテイクアウトした
「ピザとカルボナーラのパスタのセット」を
持って…遅れないように附いていく。
映画にはまだ時間がある…どこかで
落ち着いて食べれるところを探そうか
そう思っていたら…ちょっとワルっぽい
一団に出くわしてしまった…が、川村カオリは
平気で親しげに連中に声をかける。
どうやら、「知り合い」だったようだ…ふぅ。
オレも半歩遅れて、挨拶する。
「カオリが映画~?らしくないねぇ…♪」
という笑い声で話が弾み、やがて一人の
女の人がオレに声をかけてきた。
『しっかりエスコートしなよ!』と……そして
ふと、聞き覚えのある曲が流れてきた
La La La Love Somebody tonight
La La La La La Love Somebody for life
And I will never neber never
never never never never
Let the love go
I wanna Love Somebody tonight
あの日見た 夢の続きを今も
憶えているから
あてもなく過ごす日々を
どうにかこうにか切り抜けた
大切な人を忘れないように
生きるのもむずかしいさ
僕らはせめて同じ時代を
生きていることを感じたい
僕をみつけた時から
求め続けていることは
ひとつだけ
La La La Love Somebody tonight
La La La La La Love Somebody for life
And I will never neber never
never never never never
Let the love go
I wanna Love Somebody tonight
映画館に着く前に
オレは目覚めてしまった。
やっぱり『夢』だった。
本物の川村カオリが、女神となって
また、オレの枕元へと降りてきたらしい…な。
たとえこの世のものではなくなって
しまっていても、オレは『川村カオリが好きだ』
アナスタシアよ…どうか永遠なれ。
↓
http://www.youtube.com/watch?v=xYkOy9hIFlI
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