ええい!かなわん!!
夏過ぎても今だ出現する『蚊』のせいで
今朝はAM3:00に手を集中的に刺され…あまりの痒みに睡眠薬も
効果が途絶えた。「……ちくしょう!」手だけではなく、足にも刺された
跡がある。先日買ったアースジェットは、もう乏しい量しか残ってない。
蚊を見つけるたびに、ブワーッ!とまき散らしたが、出現する蚊の
多いこと多いこと…毎晩のようにやってきては、プーンと羽音を立ててゆく。
清少納言が、枕草子の「にくきもの」の一つに蚊を挙げていたが、
『気が合うねぇ、おねぇさん…!』である。こうなったら、電気蚊取り器を
買うしかない。目にもの見せてやると、近くのドラッグストアへ入ったのだが
「ない・2軒目もない・ホームセンターに行っても…
……ない。」
季節が夏ならば、山のように置いてある電気蚊取り器は、ちょっと
イレギュラーな時期には、換えのボトルが置いてあればよい方で
電気蚊取り器・本体は、オレの普段の行動範囲内には置いてなかったのだ。
『しょうがないなあ…あ!…あそこなら、でかいし、あるかもしれんな…』
オレが思い出したのは、高校・浪人時代までを過ごしたいわゆる「地元」だ。
巨大なショッピングモールの隣に、ホームセンターがある。ちと遠いが行こう。
10分ほどマシンを走らせ、ホームセンターの入口に停めると、
グローブとサングラス取るのも面倒だったので、そのまま店に入った。
なかなか、お目当てのモノは見つからない。それどころかオレは
ペットショップでヘビを見たり、走ってきたイヌにあそんでもらったりと、
本来の目的を大きく外れていた……やむを得ん、店員に聞こう。
店員に電気蚊取り器のところへ案内してもらう。「今の時期もいますよね」
『おかげで、早起きしすぎですよ…全滅させてやる』店員と笑って、オレは
一台だけ残っていた電気蚊取り器を買い、レジへと持って行ったのだ。
普段ならここで…話は終わりだ。
先に会計をしている夫婦らしき二人連れがいる。オレのかけている
オレンジのサングラス越しに、男の方と目が合った…そらさない…
見覚えがある顔だ。
『蛍原か!』「そうだよ、ばたら久しぶりー!」中学時代3年間、
親友だった蛍原に、十数年ごしに会えたのだ。蛍原が何をしてるかは
風の便りに聞いていた。音楽の教師だ。よくよく聞いてみると
一年ちょっと前に結婚したそうだ。あいつも、オレが何をしているか
うすうす知っていた。「イリーガルな身分」だということと、うつという「爆弾」を
抱えていることは今日カミングアウトしたが……。
蛍原の実家はペンキ屋だった。音楽が好きで、合唱部にも黒一点で
目立っていた。天賦の才は、明らかに奴のが上だった。
行きたい高校(当時は公立1校のみ受験可)には行けず、蛍原とは高校を
きっかけにして疎遠になり、わざわざ訪ねる用事もなかったことに重ねて、
オレ自身にも「余裕」がなかったことで、ずっと会うことがなかった。
それが、今日久しぶりに会い…話ができた。うれしいことだ。
数少ない友人の一人なのだ。もっと大切にしよう。こうやって
再び会えたのも何かの縁なのだから……。