今日、オレは女っ気の全くない一日を過ごそうとしていた。
それはそれは…寂しいものだった。
太陽が西のかなたへと沈む頃、寂しさはもう限界に達していた。
フリマで買ったビーズ細工の指輪(リング)をポケットにねじ込むと
オレはふらふらと、ワゴンRで街に出た。
足は自然と、ローズのいる店へと向かってしまう。
試しに電話をかけてみた。4回鳴ったところで「モシモーシ♪」と
ローズが電話に出る。
『寂しいんだ…逢いたいよ。』一時間だけの逢瀬を、快く
ローズは了解してくれた。「19:40過ぎにおいで」の言葉とともに。
そして時間は過ぎ、レッド・グリーン・ホワイトの鮮やかな
衣装に身を包んだローズが姿を現した。店の奥から。そして
どうしたの?から会話が始まる。
会話が、ふと止まったとき、オレはローズの右手を取ると、
リングをそっとはめようとした。するとローズはリングを
『左手の薬指』にはめ直したのだ。
驚くオレを他所に、ローズは
「とてもキレイね…ばたら、つくったの?」
そう言って手をかざしたりして指輪を愛でている。
正直言ってうれしい。ローズの薬指に指輪をはめることができたのは。
その手でウーロンハイのグラスを傾け、すっかり満足した様子だ。
彼女は。
オレは、ローズの背中に手をまわし、いつものごとく、
彼女の香りを、ほんの少しだけ奪っていく。
そして、時は流れ『また、逢おうね』の言葉を土産に、オレは
ローズの店を後にするのだ。
酒こそ入っているが…彼女は魅力的だ。いや、「酒が入ってるからこそ
魅力が引き立つに違いない」とオレは信じている。
ブログネタ:お酒飲む女の子ってOK?NG?
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