昨日の七夕パーティでのことだ。
隣にいた一人の中年男性が、ビキニの水着を大量に買い込んで
女の子たちに配って回っていた。
ローズは、その客から贔屓にされてないらしく、
(もっとも身長170以上あるローズに、安売りの水着が合うはずもない)
貰えなかったため、「ワタシ85のC!」と客に詰め寄っていた。
オレは半信半疑で、「水着欲しいの…?」と聞いてみたのだが
返ってきたのは意外な答え。
『話、合わせてるだけね♪』……なるほど。さすがは伊達に
夜の女をやっているわけではない。
舌を巻くと同時に、感心させられたってところだ。
さて、ローズはジム通いに便利なところに引っ越しが決まった。
この間、街のショッピングモールで見つけた財布が気に入ったらしく
欲しいんだけど…引っ越しにお金が…と、話を振ってきた。
そういうときこそ、オレの出番だ。
「まかせて、引越祝いにプレゼントしてあげる」ローズの顔が
パッと明るくなる。給料日過ぎの日曜・19日が買い物デートの
約束の日になった。
さっきも、声が聴きたくて電話を入れたら……出ない。
ところが、折り返し彼女から電話がかかってくる。今日は休みで
食事を外でしていたらしい。
心の距離は、少しずつ近くなっていっているようだ。
そしていつか……つかまえられることができたら『本望だ』