「くれぐれも、事故起こすなよ」ケンゴの、痛い釘が刺さる。
ケンゴから借り受けたのはごく普通の原付だった。オレは、
自動車・原付・自動二輪・大型自動車と、主要な乗り物はほぼ
制覇している。しかし、原付の乗り方をすっかり忘れてしまった。
「アクセル吹かせよ。それで走る」親切にヘルメットまで用意してくれた
ケンゴには、感謝の言葉を言いつくしてもきりがない。
大体の乗り方は帰り道に、マスターできたようだ。
問題は、信号のある道路をいかにして特攻かけるか…間に合うように
道路を突っ走るか…それに尽きる。
とりあえず、校長に頭下げまくり…電車とバスで通うように
交通手段を切り替えよう。……ちょっと悲しいけどね。