備忘録を兼ねてメモ見て記憶を引っ張り出しながら書いています。


めっちゃ苦しかった気管支鏡検査の翌日に退院して自宅に帰りました。医師からは3日後にPET-CTの検査に来てくれということでした。

久しぶりの自宅に帰ると嫁さん手作りの僕の好物のケーキと、嬉しい事にわざわざ遠方から長男が帰省してくれ、「父さん、きっと大丈夫だよ。ガンじゃないよ。」と、息子に励まされいつの間にかこいつも成長したな〜とめっちゃ頼もしく思いました。

この夜は酒も進みました。笑


これで俺に何かあっても大丈夫。息子1号よ、頼りにしてるよ。^ ^


さてPET-CTは初めてで、前日はビビってましたが痛くもなんとも無く腕に注射した後は個室で1時間ほどまったりして(スマホ禁止。リクライニングシートでボーっと寝てるだけ)

機器はCTと見た目は同じで撮影時間が長いという感じで楽勝でした。この検査なら何回でもOKです。笑


その翌週の予約時間に検査結果を聞きに嫁さんと大学病院に向かいました。

呼吸器内科の診察室には、若手のK医師とその先輩格のN医師がいました。説明は主にK医師からです。「組織の生検とPET-CTの結果ですが、左肺上葉腺がんの他に左腋リンパへの転移がありました。ステージⅣとなります。」と聞いて、え?リンパに転移してたの?ステージⅣ?ってことはもうあまり長くないのかな? って言うか、がん告知ってこんなにさらっと簡単に言うの?ドラマとえらい違うな。と思いました。

さらにK医師は続けます「これからの治療方針ですが、手術や放射線治療はもう出来ません。よって治療の主体は化学療法となりますが、検査結果で遺伝子変異が無いため分子標的薬は使えないので、いわゆる標準治療の抗がん剤と免疫療法の組み合わせとなります。ただcrossさんは、がん細胞のPDL-1の陽性率がほぼ100%の為、免疫療法のキイトルーダ単剤でもかなりの効果が見込めるかもしれません。まだ医局内でも議論しているところですが。で、キイトルーダも免疫のブレーキを外す為当然ながら副作用はありますが、一般の抗がん剤よりは体への負荷は少ないですし、単剤で試してみる価値があると私は思います。」と聞いて、どうせ早く死ぬのなら少しでも楽な方が良いな。と思い自分もキイトルーダ単剤をリクエストしました。


この時、嫁さんも何か質問したりで診察室には結構長い時間いたと思いますが、上記の会話以外はほぼ覚えていません。

ステージⅣと聞いて頭が真っ白というか、仕事や治療費や生活費こと、家族の今後のことなど頭がパニックになってました。ちなみにこの日からしばらく精神不安定な状況が続いていきました。


いずれにしても、翌週に入院して化学療法を開始することになりました。治療は単剤かどうかは入院時までに医局内で決めてお知らせすると説明がありました。


ここまでが正月明け早々に吐血した5日の受診からの出来事です。正月三が日には、まさかこのようなことが待ってるとは思いもしませんでした。

家族で引いたおみくじは珍しく大吉だったのに〜

(>_<)。