入ってはいけない塾はある
私は現在までに数社、社員としてして学習塾に勤務してきました。その中には、自分が勤めていてヤバいでしょと思った塾もありますし、同僚が以前勤めていた塾でヤバいでしょと思った塾もあります。
私が思うにいい塾というのは、お子様にとって合う塾だと思っているので、塾探しの指標にはなりますが、口コミがいい塾、合格実績がすばらしい塾が必ずしもお子様にとっていい塾だとは限らないと思っています。
しかしながら誰にとっても入ってはいけないヤバい塾というのも存在しますので、その見分け方をおはなしできればと思います。
教室長が短期間に何回もかわる塾
新規開校塾だとわからないのですが、1年以内で少なくとも2回以上校舎責任者が変わっている塾は要注意です。
基本的に学習塾で正社員で働く人間というのは、1年の途中で辞めたいと思う人は少なく、逆に辞めるというのはよっぽどの理由があると思っていただければと思います。
よっぽどの理由とは、単刀直入に言うと経営母体がヤバいということです。
よくあるのが、給与の未払い、パワハラ、時間外労働が多すぎるなどです。つまり、もう社員にこんなところで働けないと見限られているわけですね。
入塾時、校舎責任者に「何年勤務されていますか?」と聞いてみましょう。回答が「1年未満」の場合は「以前の教室長は何年務められていましたか?」と聞いてみましょう。以前の教室長も1年未満で辞めているなら...ほぼヤバイです。
聞きづらければ、塾の経営会社の現社員や元社員の口コミサイト(〇ープン〇ークとか〇職会議とかです)を見るというのも手です。
私が実際勤めていたブラック学習塾は、開校1年で教室長が4人変わりました![]()
今は別の会社によって経営されているみたいです。
何がヤバいかというと、最悪、こういうことも起こり得るからです。
経営難を抱えていたそうですが、働いていた講師によると、危険を察知した講師の退職や、講師への給与未払いもあったとされています。
受験直線に何のお知らせもなく、お子さんが通っている塾が閉鎖するなんて悪夢でしかありません![]()
校舎運営者(社員)が1年の間に何回も変わる塾は、経営会社に何かしらの問題があることが多く、経営会社に問題があると塾の運営にも悪影響が出る可能性が高いので避けるべきだと思います。
働く人のこともさることながら、校舎責任者がコロコロ変わることは塾生にもよくないと思っています。結局、塾生の成績やその他の留意事項は校舎責任者に集約されるかたちになります。校舎責任者がかわることで、塾生の情報が実際教える講師に引き継がれず、授業のクオリティーの低下につながりかねないからです。
年間授業料を頑なに教えてくれない塾
学習塾には通常授業とオプション授業というのがあります。
通常授業は入塾時に決める週何回通うかみたいなものですね。オプション授業は、中高生のテスト対策や季節講習、受験生の入試対策などになります。通常授業に上乗せして受講するものですね。
うちの塾では基本的に定額制のテスト対策、季節講習、入試対策を必須としており、受講をお約束していただけない場合は入塾をお断りすることもあります。
(過去に受講していただけなかった方はいないです)
通常授業料は週の通塾回数を変えない限り、少なくとも1年間はかわりませんが、集団塾以外の指導形態ではオプション授業の授業数(つまりオプション料金)は生徒さんによってかなり変動します。
とはいえ、保護者としては年間にどれくらいかかるのか想定しておきたいですよね?
そこで目標(定期テストで5教科350点以上とか、〇〇高校に合格したい)を伝えた上で、「年間授業料はだいたいいくらになりますか?」と聞いてみてください。
※目標は具体的に伝えないとダメです
その際に「ケースバイケースなので」と頑なに教えてくれない塾は要注意です。
すぐに教えてくれない塾じゃなくて、頑なに教えてくれない塾が要注意なんです。
確かにケースバイケースではあるんですが、やばくない塾はこれまでの経験則で、お子さんの現状と目標のギャップからこれくらいからこれくらいの範囲です、みたいな感じで教えてくれます。
しかし、やばい塾はお子さんの成績ではなく、その家庭がどれくらい塾にお金をかけられるのか、要は財布をみているんです![]()
その時点で塾側から年間50万くらいです言ってしまうと、もし年間塾費用に50万円以上お金を出せるご家庭だったら、後から50万以上は提案しづらくなってしまいますよね?
そりゃ、多めに受講してもらうことに越したことはないですが、そもそもやばい塾はお子さんのためという考え自体がありません![]()
もう10年以上前の雇われ教室長駆け出しの頃、塾関係者の交流会に参加したんです。
とある教室長が
と言っていました。
気になったので私はさらに質問してみたんです。
いえ、うちの会社では入塾した生徒の最初のテスト対策では、まず上限まで提案するって決めてるんですよ。上限まで取ってくれる家だったら、次からのテスト対策も上限まで提案できますし、夏期講習も上限提案できますから。
ちなみに面談では、保護者からその場で「受講します」って言って申込書を書いていただくまで粘るのがうちの会社のスタイルなんです(`・ω・´)キリッ
うわぁ![]()
よく訴えられないなぁと思って聞いていました。
衝撃的過ぎて名刺交換するのも忘れてしまったので、塾名はわからないままですが、今もやっているんでしょうか...。
世の中にはいわゆる金儲け第一の学習塾もありますので、お気を付けを。
もし、申込書書くまで部屋から出しませんとか言われたら、その場で警察に通報しましょう。
入塾時に校舎責任者と一度も出会えない塾
教室長が一人でやってる塾や個人塾はあまり遭遇しないケースですが、社員が何人もいるような比較的大規模な塾でこのようなケースがあります。
問い合わせから入塾までに一度も校舎責任者と顔を合わせることがない...の何がまずいかというと、校舎責任者として大丈夫?という人がやってる可能性があるからです。
実は大規模教室だと責任者以外の社員がお問合せから入塾面談まで対応することはよくあります。しかし、ちゃんとしている校舎責任者はどんなに忙しくても、入塾前の面談は自分がやるとか、入塾前に必ず生徒さんや保護者に自己紹介だったり、挨拶するんです![]()
私もそういった校舎責任者を見ていたので、入塾前面談か体験授業のいずれかは自分が担当していました。
失礼な話で申し訳ないのですが、ごくたまにモンペみたいな保護者や他の塾生に迷惑をかける生徒もいるので入塾前に自分で見ておかないと怖すぎますもん。
逆に自分が担当する生徒以外とは一切かかわろうとしない校舎責任者のもとで働いたこともあります。彼は自分の担当クラスに入る子の体験授業や入塾面談は快く引き受けますが、それ以外人たちのことは私ともう一人の社員に全部押し付けていました。新入塾の生徒が何人増えたのかということには敏感なんですが、どんな子が入ったのかということにはまるで興味がないんです。
彼は在籍している塾生の名前すらまともに憶えておらず、責任者として先にまわってくる大事な情報も下に共有してくれないので、事務的なミスが多発して保護者に迷惑をかけたりすることも多々ありました。
そして、トラブルが起きた時に、解決しようとするのではなく、誰に責任を擦り付けるかに必死になっていました...。こんな塾にお子さんを任せられないですよね...。
彼は大先輩で若輩者の私が言うのも恐れ多いですが、彼は塾講師としては優秀でした。でも責任者にはなっちゃダメなタイプの人でした![]()
やはり校舎責任者として大丈夫?な人が責任者をやると、万が一、塾内でトラブルがあったときに解決が遅れてしまったりすることもあります![]()
もし校舎責任者が入塾まで一度も出てこない場合、「塾長に一度挨拶したいんですけど!」と言って見極めていただく必要もあるかと思います。
まとめ
簡単に言うと、入ってはいけない塾とは、運営(つまり金儲け)のことしか考えておらず、あなたのお子さんのことを真摯に考えてくれない塾だと言えます。
もちろん学習塾は営利団体なので利益は追求しますが、人の人生に関わる仕事をしている以上無責任なことはするべきではないと思います。
しかしながら、それを平気でできてしまう塾もあるので、ご注意いただければと思います。


