人間は自由の刑に処されている | didit sewing ~横浜・日吉の初心者向け洋裁アトリエ

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こないだ、仕事の帰りにふと、

「そうだ!
今日は夫も息子も夜ごはんいらないんだった。
仕事も早く終わったし、何かひとりで美味しいものでも食べて帰ろう」

と急に思ったのです。帰りの電車の中で。




だけど急に、
「何でも好きなものを食べてよい」
という状態になったら、
迷うねー。選べないねー。


決定権が100%自分にあるからね。



(結局、みなとみらいのビジネスホテルのフードコートで食べた。こんな、ひとりの時間がコロナ禍の今、本当貴重。)







こんなとき私はいつも、サルトルの


人間は自由の刑に処されている


という言葉を思い出してしまいます。








自由って、素敵に聞こえるけど、
実は辛い側面もあるよね。



人間って、職業選択の自由がない時代が長くあった訳だけど、

「はいっ!これからは職業選択の自由の時代です。
お好きな職業へどうぞ!ただし、自己責任で!」


というのを実感したのが、
次男の就職活動のとき。


多分、人間が最初に感じる「自由の刑」は
就活の時なんじゃないかな。


だからこそ、就活で大事なのは、
情報収集より自己分析。




うちの三男もこの春、大学生になり、履修登録では、相当「自由の刑」に処されておりました。


「好きな教科とったらいいやん」
「興味のある授業受けたらいいやん」


俺の興味のあることってなんだよ〜!


(大学生、制服から私服に変わったことも自由の刑だよね。)



だけど、本当に本当に、
自由の刑に処されるのは、これから。



子供たちが巣立ったあと。

急に、お金も時間も自分のために使ってよい状態になっても、何をしていいかわからない。


男性なら、定年退職した後かな。


中高年になったら急に、
自由の刑に処されるよ。



慌てるよ。焦るよ。戸惑うよ。



だから、今のうちから、準備しておこう。

人間の幸せのベースは、自己理解。



何が自分の幸せかを常に意識しとこう。



定期的にやりたいことリストを書くって大事。




ひとりで楽しめること、いくつある?






お金がたっぷりあったら何したい?
それは何故?

時間がたっぷりあったら、何したい?
それは何故?

コロナが落ち着いたら、何したい?

急な休日、何して過ごす?








私含め、洋裁教室の先生も、
時々、生徒さんを自由の刑に処すよね。


「お好きな丈で作っていいのよー」
「お気に入りの布で作ってくださいねー」




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