鬼滅の刃大人買い。ヒットの理由がわかった。 | didit sewing ~横浜・日吉の初心者向け洋裁アトリエ

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今日は漫画の日なんだってー!



遅ればせながら、鬼滅の刃を全巻大人買いしました。


今までも、すごく話題になっている本や映画、
その時に見たいと思っていたけど、

いつもいつも忙しくてなかなか読めずにいたけど、子育ても終わりに近づいていて、


最近やっと、読書や映画を楽しむ余裕が出てきました。




さて。
鬼滅の刃を大人買いしたのですが、
まだ5巻までしか読んでいないのですが、


読み始めてすぐに、

「あー、なるほど、これはヒットする訳だ!」

と、ある本を思いだして、とても納得しました。



この作品をナナメから見ることを書きますので、
鬼滅の刃ファンの方は気を悪くするかも知れません。


いい?興ざめするかもなこと言うよ?

しかも私、まだ5巻までしか読んでないよ?






結論からいうと、この作品は、

「ヒーローズジャーニー」という、
ストーリーメーキングの王道というか、
鉄板の枠にばっちりハマっているのでは?と。




ヒーローズジャーニーとは、
英雄の旅とか
神話の法則とかも言われていて、

ジョセフキャンベルの

「千の顔を持つ英雄」に書かれています。






ヒットしている漫画や映画はほとんどがこの
ヒーローズジャーニーという枠にあてはまる、というものです。

映画監督や漫画家や作家が、必ず読んでいる(らしい)
本です。



例えば、ザッと思いつくだけで、


ナルト
ワンピース
スラムダンク
ハリーポッター
アナと雪の女王
千と千尋の神隠し
ドラゴンボール
スターウォーズ
マトリックス
ロードオブザリング


などなど、挙げたらキリがないくらい。



どんな枠なのかというと、



日常生活
物語の最初は、平和な、または退屈な、または辛い
日常生活から始まります。



冒険への招令
そこに何かしらの事件やきっかけがあって、
主人公は冒険の旅にでることになります。



冒険の拒否
最初は、誰かの猛反対があったり、
主人公自身が自信のなさや、変化への恐怖のために
冒険に出ることを拒みます。



メンターとの出会い
主人公がどのように冒険をすすめていくのかを助言してくれるような師との出会いがあります。


イニシエーション
もう自分はこの冒険を始めてしまったんだ、と腹をくくるような出来事が起こります。



試練、敵
道中、様々な試練があり、敵が出現します



仲間
同じ志を持った、または共感してくれる仲間との出会いがあります。

ここで出てくる仲間は、もれなく強烈な個性の持ち主です。いわゆるキャラが立ってる。



仲間とともに、次々と現れる敵を倒しながら冒険の旅は進みます。


仲間たちそれぞれとのエピソードや、
仲間の一人一人に焦点をあてたエピソードで
物語に肉付けしていきます。


ラスボスの気配
今まで倒してきた敵をはるかに上回る最強の敵の存在が明るみにでます。



クライマックス
ラスボスとのたたかい



報酬
なんらかの報酬(金銀財宝や、お姫様や、平和な世界や、豚になった両親が人間に戻る、など)
を得ます。



日常生活に戻る
冒険によって成長した主人公が日常生活に戻っていきます。




という、とてもざっくりではありますが、
物語の黄金則というのがあって、大抵のヒット作は
このヒーローズジャーニーという枠に当てはめることができます。


そして!
社会が不安に晒されている時ほど、
この手の物語が受けるのだとか。



ヒーローズジャーニーという鉄板に
コロナという社会不安
そして自粛の巣篭もり生活
そして家族の絆


ヒットするのも、納得だなーと思いました。


鬼滅の刃はいわゆる「鬼退治」の物語だけど、
元祖日本の昔話の桃太郎も、ちゃんと肉付けしてあげれば、この枠にハマりそうですね。



そして、人や鬼が殺されてしまうシーンが多いわりには、マンガタッチで可愛く書かれていたり、
時々クスッとなるところも。


私的には、時々でてくる四字熟語も楽しい。


猪突猛進猪突猛進。



毎日少しずつ読み進めるのが楽しくて、
映画もそのうち観に行きたいー。





伊之助のモデル?