接着芯って、本当に色んな種類がありまして。
時々、生徒さんから、これはバッグ用ですか?
洋服用ですか?
なんて聞かれることもありますが、
洋服用の芯にも色々あるし、
バッグ用の接着芯にも色々あります。
バッグ用の接着芯は、主に厚みの違いかなぁ。
(洋服用は厚みに加えて、伸びるやつと伸びないやつとかある)
バッグ用の接着芯には、
ハードタイプと
ミディアムタイプと
ソフトタイプ
があります。
でも、メーカーによって、その厚みも様々なんだよねー。
あるメーカーのミディアム芯は他のメーカーのソフト芯と同じくらい厚みだったりね。
なので、一概にバッグには、この芯がいいですよーっては、なかなか言えない。
だけど、接着芯選びの一応の目安は知っておいたほうがいいかも。
サリーダバッグに使った接着芯は、ミディアムタイプのものです。
ミディアムタイプを選んだ理由としては、
底当て布もあるし、他にも縫い代がかさなるところが多いので、ハードタイプは、絶対に無理。
だけど、自立はして欲しいので、ソフト芯も違う。
なので、ミディアムタイプを選びました。
新作のポワールバッグの芯は、ソフトタイプの芯を貼っています。
丸くコロンとしたフォルムを出したくて、底にタックを入れています。
タックがあるバッグなんかだと、ハードタイプはもちろん、ミディアム芯でもつらいかも。
そして、巾着みたいに、ぎゅっとしばるデザインなので、やっぱりソフトだよねー。
じゃあ、ハードタイプはどんなバッグに適しているの?
平面的で、シンプルなデザインのバッグ、
例えばトートバッグなんかはハードタイプでいいかも。
トートバッグでも、持ち手を共布で作って挟みこんだりする場合、その部分の縫い代の厚みがとんでもないことになるので、
バッグ本体だけハードタイプで作って、持ち手は
革のものをカシメるとかにすれば、
ハード芯のカッコいいバッグができると思うよ。
接着芯選び、難しいよねー。
表生地との相性もあるしね。
せっかく作りはじめたのに、ミシンの針どころか、おさえも入らない!とか。
出来上がってみたら、なんかペシャンコで貧相なバッグになってしまっていたり。
材料選びに不安な方のために、キットもご用意しております。
来週あたりの発売めざしております。
楽しみに待っててくださいねー!