ブラッド オブ バハムート
¥3,900
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 「バハムート」といえば、ファイナルファンタジーシリーズに登場する超有名モンスター。
バハムートのイメージといえば……

 ・モンスターの中でも郡を抜いて恰好いい
 ・恐ろしく強い
 ・倒せば強い武器を落とす
 ・時には召還獣として共に戦ってくれる

 そんな「バハムート」をタイトルに冠したゲームが本作である。
これは期待せざるをえない!と思って買ってみた――。


 やってみた第1印象。

「タッチペンでモンスター倒すモンハン……?」

 雰囲気は、中世RPGそのものなのに、現実はモンハン。
モンスターを倒すと破壊部位に応じた素材が手に入り、それを加工して武器を作る。
その繰り返しが続くんだから、これをモンハンと呼ばずして何と呼ぶ。
ドラゴンクエスト9といい、本作といい、素材収集→武器作成のパターン多くね?
なんか、ちょっと残念な感じがする。


 さて、「タッチペンでモンスター倒す」というのがたぶん分からないので説明。
本作は、巨大なモンスターVS小さい人間の戦いがテーマだ。
小が大を倒すシチュエーションを忠実に再現しようとした結果が、
「人間が攻撃できるのはモンスターの特定部位のみ」というルール。

 プレイヤーは、DSの下画面に表示されるモンスターの特定部位をタッチペンで
攻撃(タッチ)する。
すると、プレイヤーの操るキャラクターがタッチした回数だけ部位に攻撃を加える。
また、キャラクターごとに必殺技の装備と強化が可能で、通常攻撃以外にも
MPを消費して広範囲高威力の必殺技を繰り出すこともできる。
一定ダメージを与えると、攻撃部位を破壊できる。

 無論、モンスター側も大迫力の攻撃をしてくる。
プレイヤーは、十字キーや、LRボタンの緊急移動で回避する。
と、同時に沸いてくる雑魚敵の処理も行わなければならない。

 その動作を繰り返すことで、モンスターを倒していく。

 個人的には、モンスターハンターの方が爽快感があって好き。
タッチペンでの操作も新しいっちゃ新しいんだが、タッチペン操作の判定が曖昧。
そのため、こちらの意図している動きをしてくれないことが多く、ストレスがたまる。

 しかしながら、さすがはスクウェアエニックスというべきか、BGMが最高に恰好いい。
無駄にテンションが高い曲ではなく、舞台にあった闘争心を掻き立てるような音楽で
非常に物語の設定と合っている。

 それだけに基本システムの作り込みの甘さと、モンハンの二番煎じ臭さが際立って残念。
惜しい作品。
おいしいコーヒーのいれ方 Second Season I 蜂蜜色の瞳 (集英社文庫)/村山由佳
¥420
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「おいしいコーヒーのいれ方」も、Second Seasonに突入。


というか、むしろ今までの10年弱の内容は、First Seasonだったんですか?村山先生。
同じ尺で考えるなら、Second Seasonも10年近く続くのでしょうか?
最近、グインサーガの栗本薫先生もお亡くなりになったので、どうか巻きでお願いします。

そんな、先行きというか、物語の完結が危ぶまれる「おいしいコーヒーのいれ方」11冊目?の感想です。


恋愛しているときに思うこと。
きっと誰でもこう思ったことが1回はあると思う。

「自分は彼女のことが凄く好きだ」
「でも、彼女は自分のことをそんなに好きじゃないのではないか?」


独り身の人間からすれば、贅沢極まりない悩みです。
特に本作の主人公である勝利は、恋敵である中沢氏と決着を付けて
周りに対しても、堂々と5つ年上のかれんの恋人であると宣言したばかりなのに……。

相手のことは信頼している。
彼女は自分のことを好きだと言ってくれている。
でも、言葉だけじゃ信じられない。

そんな折に、陸上部のマネージャーである星野のことが頭を過ぎる。
自分は、かれんよりも勝利のことが好きなのに、どうして私のことを好きになってくれないのか?
きっと、かれんのそれよりも熱烈な愛情表現。

かれんと星野は違うけれど、もっと自分を安心させて欲しい。
安心できる何かが欲しい。

そんなジレンマに苛まれる勝利の葛藤と成長が今回のテーマかな?

相変わらず、終わりは安心できる優しい内容で良かった。
とはいえ、この物語やっぱりスローペース過ぎるぞ……。


評価

★★★★★★☆☆☆☆

厭魅(まじもの)の如き憑くもの (講談社文庫)/三津田 信三
¥950
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生首だったり

薄気味悪く笑っている少女だったり



その手の不気味な表紙の本を最近よく見かける。
本を手にとって見ると、どの本も「○○の如き○○もの」というタイトル。
あまりに気味が悪かったので、敬遠していたが、この度その薄気味悪い本が
文庫化したとの噂を聞きつけ、今回読書感想文を書くことになった。


ペース数にして、500ページ強。
文庫本にしては、やや分厚い内容量だ。
難解なタイトルと、手にずっしりくる本の重さが、京極先生の著書を彷彿とさせる。


いざ、読み始めてみると、内容がしっくりこない。

これは、怪奇譚なのか?

それとも、推理小説なのか?


全く判断できないのである。
物語の冒頭では、話の舞台の村の奇妙な習慣「カカシ様」について語られる。
カカシ様とは、あの水田に立っている案山子のことである。

作中では、その案山子が、山の神として異常なほど崇拝されている。
その様は、崇拝というより、むしろ畏怖に近いものがあり、村中のありとあらゆる場所に
カカシ様が立てられているのである。
まるで村人の行動全てを監視するが如く――――。

そして、そのカカシ様を奉る憑き物筋の家と、新興の地主の家との対立。
その中で頻発する不可思議な神隠し。
やがて、起こる殺人事件と読んでいいのか分からない人の生き死に。

謎を解決する探偵役の人間も、また奇妙なのが特徴だ。
そもそも探偵ではなく、小説家。
推理小説を書くわけではなく、ただの怪奇譚を書いている小説家。

ホームズ役として、適切か?というとカナリ微妙。

「犯人は、Aさん!あなたです」

「すいません、さっきのは私の勘違いでした。
  Bさん!あなたが犯人です!」


という、コントのようなやり取りを本で見かけるとは思わなかった。
そんな主人公のトンデモっぷりが、本作を推理小説と思えないものにしている。

続編読むかは、微妙です。
とりあえず、様子見がてら2冊目読むと思いますけど。

評価

★★★★★☆☆☆☆☆