存在意義は満たしたのかな・・・・
痕に残ったのは想いや願いという独り善がりの砕片だけか・・・・
とはいえ、これを失くせなかった僕は、今でもこの砕片を大事に抱えて
動く力も泳ぐ勇気すらも亡くした心を憐れむように傍観している・・・・
このまま還れぬ想いと願いを、胸に抱いたまま朽ち果てていくのだろうか
この心は、いつしか亡くした力を取り戻すのか?
この砕片は重い・・・・
想いの強さがその重たさの理由だとは解っていても、それでも手放せず
そしてその重たさ故に、力の無い心に圧し掛かり立ち上がる事を阻む・・・・
心は動けと叫びながら、悲しみだけを流し続ける
身体は心の声に反応はしても、その重さに屈し続ける
これに終わりはあるのだろうか?
想いと願いに抗わずに、今は静かに沈んで逝こう・・・・
僅かに残った力が示す祈りに、すがる事しか今は出来ないから・・・・