こんにちは、紅葉です
紅葉の主治医の先生は大学病院、総合病院、診療所にひとりずついます(・-・*)
きょうは初代主治医のK先生について話します♡
(※以後kana先生と呼びます♡)
信頼をしていた先生は紅葉が20代の頃に出逢った女医先生です。
当時は総合病院の混合外科病棟で看護師として働いていました
勤務先の病院で診察も受けていたのですが、たまたまkana先生に初診で診ていただいたのが出逢いの始まりなんです♡
最初はにこりともしない先生で怖くて、勤務中の病棟でもにこりともしないクールな先生だったので看護師としても患者としても合わないな、、、と第一印象でしたね。
周囲からも近寄り難い先生、、と評されてましたね。
で多分、当時の先生には何にも言えなかったのが最初の頃の私です♡
1度目の入院時はストレスから食事が摂れない状態で嘔吐していたので、静養目的で入院になりました。
主治医は勿論、初診のkana先生。
ただ回診には何回も日に来てくれたのが意外でした。
廊下で会えば挨拶もしてくれました。
会えば『調子はどうですか?』と。
表情は硬いけど。。。
入院するという事は社会人として、しなければならない事が沢山ありますヾ(。・v・。)
そう、、、
勤務先だったので、私が本来なら自分で直ぐに上司に説明しなければならないのに、なんとkana先生がきちんと説明して下さっていたのです。
入院時にもう病棟(直属の上司)に連絡して下さって、私が困らないように対応されたあとで。。。
実は2度目も3度目も4度目の入院時も同じように対応をして下さっていたのです
それまでの私は、、、
冷たいだけの先生だと思っていました。
、、、ですがたま〜に笑うkana先生は優しくてびっくりします。
そして分かりにくいけど、患者思いなんだと気付くのは暫く経ってからでしたね、、笑♡
実は、、、
3月に綴ったブログにも載せてありますが。
このリブログで綴ってある記事の入院時(当時)も主治医の先生がkana先生でした。
私はこの病気(敗血症)にかかった時に確かに死ぬんだと思っていましたが、、、
♡♡♡敗血症はググってみてねฅ^•ﻌ•^ฅ
日に日に顔色が悪くなる私。
日に日に窶れて行くkana先生。
kana先生は私が危篤の状態だったので、休む暇が無いのです。
先生は日に朝、昼、夕、夜と4~5回は回診に来てくださってました。
薬が切れたら熱を出すし、夜中にトイレで転倒はするしで目が離せない患者だったかと思います。
毎日毎日、高熱で苦しくて『先生、、私もう、、疲れた
』って先生に嘆いたら。
『やっと看護師になれて、夢を叶えたのに。まだまだこれからなのよ
』と返答が。
手を握りしめて下さりまして。
『抗生剤が効くはずだから、もう少し頑張りましょう
元気にならないとね
』と先生が励まして下さるんです。
横に寝かせてくれて、頭を撫でてくれました。
『先生、、頭痛いの
』と言って困らせた時も。
『どこかしら
』と頭の痛む部分を撫でてくれました。。。
回診で病室に寄って下さるんですが、熱で可笑しくなる私に掛布団をかけて下さったり、布団に付いた抜けた髪の毛を取り除いて下さったりと、、、
紅葉は先生に、甘えながら入院生活を送ってました。
そんなある夕方に先生から話があると言われて母、祖母も同席。
『このままだと紅葉さんは助かりません。近隣の大学病院へ入院して治療を。合併症を起こしかけていて、危険です。』
『大学病院へ行けば助かりますか?』と母。
『可能性はあります。紅葉さんを死なせる訳には参りません。どうか転院を。』
そう言われて、、、私はもう助からないなら最期は先生に看取られたい、と思って話を聞いてました。
結局は可能性を信じて大学病院へ転院することに。
説明が終わり、車椅子で戻ろうとしたらkana先生が『私が連れて行ってあげるわ
』と車椅子を押して下さりまして。
母に『私が病室まで送りますからお帰りください。』と言って連れ出されました。
廊下では先生と私のふたりきり。
夕日が廊下の窓から覗き綺麗な光が私と先生を照らしてくれていました。
先生に車椅子を押されながら私は『先生に、最期を診て貰いたかったです。どうせ死ぬなら。』と言ったら、前進していた車椅子が止まり、、
『大学病院なら助かるかも知れないの。ここでは限界よ。看護師なら分かるでしょう?それに、、、』先生はその先は言わなかったです。
でも私は何となく分かります。。。
先生は紅葉の為に敢えて転院の選択をしたのだと分かりました。
病室で去り際に先生が『明日、大学病院へ転院するわ。救急車で大学病院まで移動するから、今夜は休みなさい。それと、、、必ず元気で戻ってらっしゃい。また一緒に病棟で仕事をする為にね
』
窶れた先生がにこりと微笑んだんです。
先生が去った後、声を殺して泣きました。
先生と離れたくなかったからです。
死ぬかも知れないからです。
ひとりぼっちで死ぬのが怖かった。
でもこの辛い状況から抜け出したくもありました。
そして夜を迎えましたが、、、、
『奇跡』が起きました
宜しければリブログをお読み下さいෆෆෆෆ
奇跡ってあるんですよね。
大学病院からの14日間の治療を経て更に転院しkana先生がいらっしゃる総合病院へ戻ってきて、、、
『紅葉さん、お帰りなさい
』
、、、が私にとって最高の贈り物でした
私は『kana先生♡ただいま
』と駆け寄りました。
先生に生きて再び逢えて嬉しかったです
まだ先生との思い出は沢山ありますが、このお話が1番心に残っている思い出になります♡
ではでは