(↓前回からの続きです)

登場人物の女性3人(いずれも旦那の部下)

ダイヤオレンジ○○○○さん=旦那の不倫相手でMさんを敵視
ダイヤオレンジ同派閥の女性=○○○○さんと仲良しでMさんを敵視
※↑2人はMさんと敵対する派閥に属している。

ダイヤオレンジMさん上記の2人と特に敵対し口が悪く、
立場に関係なく誰だろうと
仕事ができなければ噛みつく女性。
でも仕事は1人で3人分できる女性のこと。
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出勤前に話しができるように
いつもより少しだけ
早めに旦那を起こした。

テーブルに料理を並べながら
携帯見た?○○○○さんからメールきてたよ
って、普段通りに伝えると

あっ、そうなんだ。まだ見てない」って
これまた普段通りの返答だった。

普段と違ったのは、反応が早かったこと。

急いで携帯を確認していて
メールの中身を確認した後は、
どこかほっとした様子の
旦那を目にして悲しくなった。

そんな私を気にもしないで
文面のおふざけは冗談でされたことだから
大したことではないとヘラヘラしながら話してた。
私は、その様子に違和感を感じて旦那に、
部下を注意しないのか聞いてみた。

旦那は部下の何に対して注意するのか
まるでわかっていない態度で
それが余計に悲しかった。
昔はこんな人じゃなかったのにって
不信感も込み上げてきた。

私の知らない旦那が増えてる気がして
漠然と何かあるって感じとって
当時は泣きながら詰め寄った。

旦那はたいしたことではないのに
どうして泣くの?って
事の始まりから話し出した。

仕事が誰よりもできるMさんが
よかれと思って仕事のノウハウを
惜しげもなく別派閥の2人に
何度も教えてあげているが
その方法を頑なに聞き入れない。

自分達のやり方で仕事を進めた挙げ句
仕事は遅い上にミスも多く新人よりつかえない、
だからMさんの負担だけが増えて不満に思っていると
退社後に電話で報告されたと。

旦那はMさんの仕事っぷりには
常々感謝しており
これからも戦力として働いてほしい事

自分自身が未経験のポジションで
転勤して間もない事もあって不慣れだし
まだまだ細かい所まで行き届かない所があり
申し訳ないと思ってる事

自分も状況次第でサポートに入れる時はやるから
現場での仕事のノウハウを
上司と部下の垣根を越えて
教えて欲しい事

別派閥の2人には話をして
これから働きやすい環境を作る努力をする事

以上の事を伝えてMさんの怒りもおさまって
理解をしめしてくれたんだと言っていた。

翌日Mさんはシフト休みだったらしく
他の従業員に聞かれないように話しやすいようにと
就業後に話しがあるから少しだけ、時間を作れるか?
きいたところ
○○○○さんと同派閥の女性は
2つ返信で了承し面談したという。

2人から言い分を聞いた旦那は
気持ちがわからなくもないが
Mさんの言い分は正しく、自分も
これからサポートできるように努力をするから
皆で協力して改善しなければいけない事を
指導したと。

気持ちがわからなくもないといった部分は
Mさんの言い方がきつくて威圧的であるため
反発したくなる気持ちの所だった。

ただ、Mさんは口は悪いが悪気はない事
性格的にとっつきにくい雰囲気はあるけど
悪い人じゃないから反発はよくないと、
伝えたと言っていた。

○○○○さんと同派閥の女性からは、
これまで就任してきた上司は
誰もがMさんばかり大事にして
自分達の気持ちを汲み取ってくれた者はいなかったし
保身ばかり気にして、本部に改善や意見を
申し出たりしなかったのに、旦那は保身を気にせず
本気で職場を良くしたいと
思って行動している事がわかるし
頼りになると言われたらしい。

だから、これからは旦那のために
Mさんとも仲良くして
協力すると言われ2人からハグされたんだと。

その時に同派閥の女性から
○○○○さんは胸がとても大きいんだよ触ってみなよ
と言われ、無理やり旦那の手を胸に引き寄せられて
○○○○さんも、ノーガードで無抵抗だったらしく
一瞬だけど胸に手が当たった、それで
急いで手を振り払った事が、
おふざけの真相と当時の旦那は言った。

急いで?手を振り払った?
んなわけない!来るもの拒まずの旦那の事だプンプン
まんざらでもないって
ヘラヘラしてそうな顔が目に浮かんだ。
そして、実際、話しながら
その時も終始ヘラヘラしていたパンチ!
独身時代から、そこは変わらないなってその時
残念に思ってた。

それから、時間差でだんだん皆にムカついてきた。
ヘラ顔の旦那も旦那だが、何それ?
逆セクハラですか?
触らせる方も、触る方も、無抵抗なのも
どうなのそれ?誰かまともな人はいないの?
その感覚、全く理解できませんけどって思った。

シラフで、それも職場で、そんな事ができるって?
死角になるところなんて1つもなくて
会社側が設置してる監視カメラだって
あちこちあるし
それとは別にセコムだって入ってるのに(←?)
本部に見つかったらどうするの?

※旦那の仕事先には、何度も訪問させられている為
色々知ってました。その話しは別の機会にします。

旦那にも腹が立つが
○○○○さんと同派閥の女性にも腹が立った。
そして、そんなんだから○○○○さんは
朝早くにメールをするのだと思った。

上司として
部下の○○○○さんに
メールをして欲しいと言った。

それでも、Why?びっくりみたいな
素っ頓狂な顔の旦那。

私は怒りをぐっと抑えて、
急用でもないのに
朝早くにメールをする事は
困ることなど理由を丁寧に説明した。

ようやく理解した旦那は私の目の前で
メールの文面も私に確認して見せた上で
○○○○さんにメールを送ってくれた。

その出来事があった時の私は28歳で、
誕生日がきたら29歳になる年。(旦那も同じ歳)
今ほど別世界の事をあまり知らなかった。

不倫の多くが職場から始まるとか、
上司と部下は、あるあるだとか知らなかった。
不倫に発展するタイミングなんて、
そこらじゅうに転がっていて
世の中が、こんなにも不倫で溢れていることも。

ただ、この後に○○○○さんから
返信メールが届くのだけど
何故か、こちらからメールを送っていない
同派閥の女性からもメールが届いた。

そして2人のメールの文面を
目にしたときに
気持ち悪いほどの
違和感があった。

それは不倫の事をあまり知らなかった私でも
確かに感じた違和感。

間違ってなかったのに……
3人を信じなければ良かった……