「じゅげむ」です。
勝手に解説、とのことですが、
なぜこんなことをするかといえば、
自分の作曲のための肥やしにするためです。
「じゅげむ」は和風の曲ですよね?
実は街耳が前々から言ってる、リミックス中の曲は
「TEKONA」なのです!!
只今修正作業をしています。
この曲は、和風です。
ということで、和風の曲ということでお手本が欲しかったのと、
クラシカルな要素が欲しかった
というのが、そもそもこの企画の始まりです。
それではまいりましょう。
吹奏楽のための綺想曲「じゅげむ」
"Jugemu" Capriccio for Wind Orchestra
この曲は、A-B-A`形式です。
前半・後半のひょうきんな部分と、中間のゆったりとした部分によって出来ています。
なんといっても前半は、「じゅげむじゅげむ」の名前のリズムでつくられています。
まずは頭から
冒頭
トコトコトーン!
この出だしは表現上手ですよね。ハッとさせられる。そして、「パーカッション主体」というだけで、和の雰囲気がしませんか?
A 0:09
ホルン・ユーフォ・アルトサックス・アルトクラのメロディーです。で、ここで重要なのは音階です。
使われている音は、F・G♭・B♭・Cの4つしかない! これは何のスケールかといえば……
Fの陰旋法です。都節とも言います。
日本の民謡や、演歌で使われます。いわゆる日本チックな音階です。
ちなみにFの陰旋法の音はF・G♭・B♭・C・D♭・Fです。
伴奏は、ジャン、ジャン、と刻んでますね。この音はF・C。
おおおおおおおおお、ここで来たか!
本日の重要ポイント!!
空虚五度!
空虚五度とは、三和音から第三音を取り除いたものです。例えばB♭とF。例えばG・Dです。
空虚五度は西洋音楽では好まれません。かたい響きがする、メジャーかマイナーかわからん、など色々理由はありそうですが。
しかし、ここは日本なのです。
そしてこの曲は和風。
和風であるからこそ、わざと禁則を犯しているのです。
本来必要であるはずの三度音をわざと書かないことによって、日本を表現しているのです。
これは使えるね! TEKONAでもいかそうか?
B 0:18
そしてメロディーは木管へ。
って、
まさかの事態。
スケールが変わりました。半分ぐらい。
メロディーの構成音は、G♭・B♭・C・E♭・F。さっきはなかったE♭が大問題なんですよ。
主音Fにたいして、全音の関係にあるからでしょうか?
なんとなく、このE♭はFの陽旋法っぽいですよね。
Fの陽旋法の音は、F・A♭・B♭・C・E♭・F 田舎節とも呼ばれるのですが。
これに近い気がする。別にE♭をD♭にしても悪くはなさそうですが、そこをあえてこうしたのはどういうことでしょうか?
D♭→Fの短三度が吹奏楽に向いていないと考えたのでしょうか?
ちなみに陽旋法はあちこちでみられます。
例えば、「千本桜」
例えば、「六兆年と一夜物語」
例えば、「TEKONA」
日本風の曲を聞いたら、まず陽旋法を疑えですね!
し、し、しかーーーし!
再び陰旋法が現れる! それは0:22
ペット・ボーンのところですよ! 明らかに、それまでの木管の流れとは違う流れですよね。
一体この曲はどっちの旋法なんだろww
しかし、ひとつ分かったのは、調性をはっきりさせない方法は使えるぜ!、ということです!
陽旋法と陰旋法は、西洋音楽でいう長調・短調です。
平行調や同主調の音を組み合わせるのがいいということです。
例えば、このコード進行
Cm・F7・B♭
Adim・D7・Gm
Cm・F7・Dm・Gm・
Cm・F7・B♭
B♭メジャーとGマイナーが混在してますよね。でもこういうふうにいろんなコードがあるからこそ、豊かな音楽が出来るのではないか、と
街耳は勝手に考えてますw。
本日はここまで
次回は16小節目以降を予定
勝手に解説、とのことですが、
なぜこんなことをするかといえば、
自分の作曲のための肥やしにするためです。
「じゅげむ」は和風の曲ですよね?
実は街耳が前々から言ってる、リミックス中の曲は
「TEKONA」なのです!!
只今修正作業をしています。
この曲は、和風です。
ということで、和風の曲ということでお手本が欲しかったのと、
クラシカルな要素が欲しかった
というのが、そもそもこの企画の始まりです。
それではまいりましょう。
吹奏楽のための綺想曲「じゅげむ」
"Jugemu" Capriccio for Wind Orchestra
この曲は、A-B-A`形式です。
前半・後半のひょうきんな部分と、中間のゆったりとした部分によって出来ています。
なんといっても前半は、「じゅげむじゅげむ」の名前のリズムでつくられています。
まずは頭から
冒頭
トコトコトーン!
この出だしは表現上手ですよね。ハッとさせられる。そして、「パーカッション主体」というだけで、和の雰囲気がしませんか?
A 0:09
ホルン・ユーフォ・アルトサックス・アルトクラのメロディーです。で、ここで重要なのは音階です。
使われている音は、F・G♭・B♭・Cの4つしかない! これは何のスケールかといえば……
Fの陰旋法です。都節とも言います。
日本の民謡や、演歌で使われます。いわゆる日本チックな音階です。
ちなみにFの陰旋法の音はF・G♭・B♭・C・D♭・Fです。
伴奏は、ジャン、ジャン、と刻んでますね。この音はF・C。
おおおおおおおおお、ここで来たか!
本日の重要ポイント!!
空虚五度!
空虚五度とは、三和音から第三音を取り除いたものです。例えばB♭とF。例えばG・Dです。
空虚五度は西洋音楽では好まれません。かたい響きがする、メジャーかマイナーかわからん、など色々理由はありそうですが。
しかし、ここは日本なのです。
そしてこの曲は和風。
和風であるからこそ、わざと禁則を犯しているのです。
本来必要であるはずの三度音をわざと書かないことによって、日本を表現しているのです。
これは使えるね! TEKONAでもいかそうか?
B 0:18
そしてメロディーは木管へ。
って、
まさかの事態。
スケールが変わりました。半分ぐらい。
メロディーの構成音は、G♭・B♭・C・E♭・F。さっきはなかったE♭が大問題なんですよ。
主音Fにたいして、全音の関係にあるからでしょうか?
なんとなく、このE♭はFの陽旋法っぽいですよね。
Fの陽旋法の音は、F・A♭・B♭・C・E♭・F 田舎節とも呼ばれるのですが。
これに近い気がする。別にE♭をD♭にしても悪くはなさそうですが、そこをあえてこうしたのはどういうことでしょうか?
D♭→Fの短三度が吹奏楽に向いていないと考えたのでしょうか?
ちなみに陽旋法はあちこちでみられます。
例えば、「千本桜」
例えば、「六兆年と一夜物語」
例えば、「TEKONA」
日本風の曲を聞いたら、まず陽旋法を疑えですね!
し、し、しかーーーし!
再び陰旋法が現れる! それは0:22
ペット・ボーンのところですよ! 明らかに、それまでの木管の流れとは違う流れですよね。
一体この曲はどっちの旋法なんだろww
しかし、ひとつ分かったのは、調性をはっきりさせない方法は使えるぜ!、ということです!
陽旋法と陰旋法は、西洋音楽でいう長調・短調です。
平行調や同主調の音を組み合わせるのがいいということです。
例えば、このコード進行
Cm・F7・B♭
Adim・D7・Gm
Cm・F7・Dm・Gm・
Cm・F7・B♭
B♭メジャーとGマイナーが混在してますよね。でもこういうふうにいろんなコードがあるからこそ、豊かな音楽が出来るのではないか、と
街耳は勝手に考えてますw。
本日はここまで
次回は16小節目以降を予定