漁ったら出てきたはずかしいもの

PCの古いフォルダを漁ってたら（保存した楽譜を捜索するため）

変なものを発見。

１、句集

吾と君が織りし晒は真白にぞ思ひ出ありて藍に染まゆる
梅雨の空逢へぬあへぬと嘆きたる吾等の心既にあひたり
月明かり期末テストの前日や君を想いて暗記進まぬ

と、何だか青春な俳句３つもが出てきました。

２、詩

しまうまのきもち

目の前で仲間が襲われた
恐ろしい猛獣に
草の陰に隠れていた
あの恐ろしい猛獣に

ああ今この瞬間も
僕は狙われているのだろう
息を殺した二つの目が
僕をじっと見ているのだろう

仲間は何人もいるけれど
誰が襲われて、誰が逃げられる？
誰にもわからない
誰が死んで、誰が生き延びる？
誰にもわからない
その日はいつか　今日か明日か明後日か？
誰にもわからない

草の陰に隠れていた
あの恐ろしい猛獣の
ほんの小さな気まぐれで
僕は生かされている
ほんの小さな悪戯で
今日という日が訪れている

だから僕は今ここで
黙って草を食んでいる
これから先もずっとそう
黙って草を食んでいく

しまうまなりのしまうまのきもち

という詩です。実を言えば、大震災を受けて書いた詩です。今の今まで眠ってました。