最近、病院のソーシャルワーカーさんからのお問い合わせが続きました
私のデイサービスは、
おうち介護（在宅介護）支援を中心にしています。
同居のご家族が、仕事を続けながらおうち介護を続けられるように
自宅と同様の一般民家を使用した施設で生活リハビリ
デイサービス後に夕食を食べてから帰宅する延長サービス
デイサービス後に施設にお泊りできるサービス
どれも、私がじじちゃん（父）をおうち介護している時に欲しかったサービスで、
このサービスが、おうち介護を続ける強力助っ人になるんです
そうかなぁ
一般的に、高齢者が転倒などで下肢を骨折して入院すると
歩行に関する機能は１～２段階低下すると言われています。
普通に歩いていた方→杖又は歩行器
杖で歩いていた方→歩行器又は車椅子
それ以上に機能が落ちてしまう場合もあります
足の骨折ではなく、肺炎や他の病気で入院しても、
寝ている期間が長くなるほど
足の機能・筋力、体力は低下してしまします。
そうならないように入院中からリハビリを行ないますが、
元通りに元気になって退院
はなかなか難しいようです。
入院で認知症が進んでしまうこともあるよね
退院して家に帰っても、入院前と同じ生活が出来そうにない
となると、
ご家族
は…元通りになるまで、リハビリしてもらえませんか
ご本人
は…早く家に帰りたい
病院
は…骨折が治ったら退院して下さい。
家に帰れないなら、施設を紹介しましょうか
となってしまうことがよくあります
ご家族が心配なのは、入院前より歩けなくなって
トイレに行けるまた、転ばない家のお風呂に入れる家の階段昇れる
ひとりで留守番できるのまだ施設に入るのは早いんじゃない
たくさんのが現れます
じじちゃんの最初の退院の時、
歩けなくなっていたのに～玄関までの階段どうするか、考えてなかったでしょ
特に、自分でトイレを使えていた方に介護が必要になると
これは大問題になってしまいます
そうすると、ソーシャルワーカーさんから問い合わせがきます
ご本人の現在の状態、ご本人とご家族の希望、
いろいろお話を伺い、必要なら病院へ面会にも行きます。
担当の看護師さん、リハビリ担当さんからも情報をもらいます。
私のご提案は
退院後、しばらくお泊りデイサービスを利用しませんか。
昼間の様子と夜間の様子を介護スタッフや看護師が観て、
自宅で何をどのように介護すれば良いか考えます。
ご自宅で、何が必要になるのか（手すりや福祉用具等）解ります。
物やご家族の気持ちの準備ができてから、ご自宅に帰りましょう。
ご家族が不在の時間帯にデイサービスを利用しませんか。
ご家族のお仕事が終わる時間まで、デイサービス利用を延長できます。
デイサービスで夕食を食べてから帰宅できます。
ご家族が仕事を続けるには、時間に余裕があった方がいいです。
ご本人には
デイサービスに行って、ご自宅と同じようなトイレ
やお風呂
が使えるように
練習しましょう。
ベッドから起きている時間を増やして、外出して、体力を戻しましょう。
とか、
そして、ご自宅で過ごす時間を少しずつ長くして、
元の生活に戻って頂きたいと考えています。
高齢者は、一度落ちてしまった体力、心身の機能を取り戻すのが大変です。
戻らない事の方が多い。
それでも、自分の住み慣れた自宅での生活を続けたい。続けさせたい。
そんな矛盾している思いを、なんとかするお手伝いをしています。
でも、そんなに上手くいくことばかりじゃないよね
おうち介護で困ったときに思い出して、ポチっとしてみてください
まだ、弦が伸びていないのに、花だけ先に咲いちゃいました