
ソニー・コンピュータエンタテインメントは10月16日、PSP(プレイステーション・ポータブル)の新モデル「PSP-3000」を発売する。画面を高画質化したほか、マイクを内蔵してゲーム内チャットなどができるようにした。
価格は旧モデルと同じ1万9800円で、色はピアノ・ブラックのほかパール・ホワイト、ミスティック・シルバーを用意。今後、カラーバリエーションを増やす計画もあるという。
ディスプレイは4.3インチのTFT液晶で、480ピクセル×272ピクセルとこれまでのモデルと変わらないが、コントラスト比を400対1から2000対1に向上。
応答速度も30ミリ秒から8ミリ秒にまで改善した。
このほか、ディスプレイ下部にはマイクを内蔵し、Skypeなどのチャットツールも利用できるようにした。
現行モデル「PSP-2000」(左)と新モデル「PSP-3000」(右)の比較。新モデルのほうが画質が向上していることがわかる
PSP-3000の発売に合わせて、4GバイトのメモリースティックPROデュオやポーチ、ストラップなどがセットになったバリューパックを3色展開で販売する。価格は2万4800円。
また、秋冬商戦向けに発売する3タイトルの内容も明らかにした。
バンダイナムコゲームスのアクションゲーム「機動戦士ガンダム ガンダムVS.ガンダム」を11月20日に、ソニー・コンピュータエンタテインメントのリズムゲーム「パタポン2 ドンチャカ♪」を11月27日に、スクウェア・エニックスのアクションゲーム「DISSIDIA FINAL FANTASY」を12月18日にそれぞれ発売する。いずれもPSPの新モデルとの同梱版を用意する。
このほか、ネットワークサービスも強化する。
PSPからオンラインストアの「PlayStation Store」に直接アクセスし、コンテンツをダウンロードできるサービスも開始する。PLAYSTATION 3(PS3)で人気となっている、「どこでもいっしょ」のキャラクターであるトロが日々のニュースを伝える「まいにちいっしょ」がPSPでも利用可能になるという。
さらにさらに、PSPのアドホック機能を拡張し、PS3を経由してインターネット経由でもPSP同士で対戦などができるようにする計画もある。これまでアドホック機能を使うゲームでは、複数のユーザーが同じ場所にいないと一緒にゲームが楽しめなかったが、この新機能を使えばお互いが家にいても、インターネットを介してPSPでマルチプレイが楽しめるとのことだ。
まさに至れり尽くせり。
さて、後はライバルのipod陣営の新機種は果たして。。。