バンクーバーに来て早2週間が経ちます
今週の語学学校ではテキストでは「旅行」にまつわるワードやリーディング記事を使って、どんな旅行が好きか、パートナーと意見交換したり、全員でディスカッションしたりしました。金曜日には「旅行での失敗談」についてプレゼンをしました。
リーディングの記事は、以前にアメリカ人のライターによって書かれたもの。過度な観光主義に対する批判の記事です。
このところ「死ぬまでに行きたい世界の絶景」といったような本が流行り、世界遺産を巡るようなツアーが乱立しているが、まるで親戚の家を訪ねる義務かのようにガイドに連れられて観光スポットに行き、お膳立てされた場所で写真ばかり撮って帰ってくるのは、本当に意味があるのか、本当の旅とはカメラをおろして、活き活きした日常生活を感じることではないのかというような意見で締めくくられます。
そして各プレゼンのテーマ
- サンパウロでの空港トラブル
- ブラジルとベネズエラの国境にある国立公園での1週間の登山キャンプ中のトラブル
- 中国でパスポートをなくした友人の話(純ジャパ母)
- 大阪の空港でのロストバゲージ
- 大阪でハイキング中に道に迷った話
- イギリス留学中のトラブル
- 韓国での成人祝い旅行中でのトラブル←韓国では19歳になる年の1月1日に全員一斉に成人になるそうです!!
老若男女、それぞれ面白い経験談を持っていて、みんなの話を聞いているうちに世界一周したような気持ちに
純ジャパ母、子どもや学生時代からカウントすると、これまで20か国以上、合計30回くらいの海外旅行経験があります。
でも、本当に現地の日常生活に触れてきのかというとそうではありません。観光化されたところで、お客さんとして過ごしてきただけです。
今まで行った有名観光地の風景や食べた物などは鮮明に記憶に残っています。だけど、そこで得られたものはなんだったのだろう?と考えてしまいました。
今回の同級生たちの活き活きとした旅行の失敗談の方が、よほど人生という旅の一部になっていないか?
そんなことを考えていたら、ここまで来たからにはもっと冒険をしてみたくなり、来週末のカルガリー行の格安航空券とレンタカーを衝動的に予約してしまいました
こちらにきて、母はどんどん童心に戻り、子どもたちはどんどん成長し、もはや親子なのか冒険仲間なのかよく分からなくなってきたこの頃です
ちなみに、子どもたちのクラスも、今週いっぱいで帰るお子さん(+他の大人クラスに通っている親御さん)もいらっしゃり、ちょっとした卒業式ムードでした。
私たちも、ちょうど学校の中間地点で息抜きもかねてお祝いしようと言っていたので、家族水入らずで外でディナーを楽しんできました
後半戦も頑張ろう