さか本そば店 @ 八幡山(京王線) | CroquettePunchの “ 呑んでたまるか!”

さか本そば店 @ 八幡山(京王線)

休日の夕方,八幡山の街で見つけた.



おおそそばば,うわっはっは.

「大きなそそうをしたババぁ」では決してありません.

ですがしかし,真正面のアングルは禁忌かもしれないね.



《 さか本そば店 》



きそば屋さんですが,むむ.

暖簾には朱文字で鮮やかに.

入魂の文言が記されておるでないの.



ショーケースに目を転じますとあった!

五種の神具が鎮座まします懐古式ラーメン().

ショーケースを丹念にチェックするのはもはや習性です.

そんなことばかり考えて街を歩いている,ぶははは.





午後3時半過ぎ,店内がちょいと薄暗かったのでね.

もしや中休みと思ったのですがご安心です.

テーブルで寛いでおられたご主人が元気に迎えて下さいます.

なるほど,昼ぶっ通しご営業の優良街蕎麦屋さんですね.





あ,いいね,この小上がり座敷.

朝日麦酒株式會社の額も燻し銀,むっふっふ.

しかもなに,ガラスケースには憧憬のフィギアがみっしりと.

向かって左側は水木しげる系妖怪もの.

右側には円谷系ウルトラもの,きゃ~っっ!

こりゃマニアには垂涎の特等席ぞなもし.



伝統的街蕎麦メニュウ以外にセットものも充実.

ご主人と厨房のお二人の連携も小気味よい.

お昼や夕食時には,それこそ大混雑が予想されますな.





もちろんね,むひひ,蕎麦前品も縦横無尽に完備です.

であるのでこういうの,うほほい,簡素肴ですがね.

こうやって角盆で供されるとなんか凄く嬉しいのよ.



お待ちです,中華そば.

五種の神具に関してサンプルに詐りなし,うはは.

実は青菜が抜け落ちることが多いのです,サンプルからね.

であるので,蕎麦前におしたしを注文してたんですよ.

そういう作為周到するところが俺にはある,ぶひゃひゃ.



メンマは色濃く煮染められた式.

ナルトは正しく「の」の字に置かれた式.

黒々と湿る海苔が,浮きつ沈みつする葱が全体を調子の高いものとする.

久々の満点懐古式というわけです.



立ち昇る香りで幸せを予覚する.

麺を出汁をすすって実感する,こうでなくっちゃいけないよ.

俺にとって理想のラーメン,これからもずっと.




ところでそういえばこの屋号.

憶えがありますでしょ.



おうりゃこれも.

ご主人に確認して得心した,やはり.

同じ沿線下高井戸の銘店(),こちらと強いご関係があったのですね.

なるほど,どちらも街場の素晴らしき優良店.