《コロナと共生 423》


2024年7月3


午前10時に29度!

11時に30度!

午後0時半に31度!

午後1時に32度!

2時に33度!



『ベッドにて溢したジュース夏掛けに周章てて洗う梅雨の晴れ間に 滉坊』




『新三人吉三』


《天明の大飢饉(1782年~1787年)と寛政の改革(1787年~1793年)》



万葉言葉の解説の続きを致しやしょうかね?


「雲」の続きでやす!



『あをによし奈良の都にたなびける天の白雲見

れど飽かぬかも 遣新羅使の一人』



古語の解読


「あをによし」は奈良を導く枕詞でやす!


天の白雲は見飽きないけど、歌自体はつまらん!



意訳は


「国を代表して奈良を離れて新羅に向かう私には、この当時には無事に帰れる補償もはっきりせず不安でやす!


ただ一つ確かなのはあのたなびける白雲ばかりなり!」


と、考えが甘い!



雲こそ日々刻々と移り変わり不確かなことおびただしい!


雲を舐めんなよ!



長歌の前半


『天地(あめつち)と共にもがもと思ひつつありけむものをはしけやし家を離れて波の上ゆなづさひ来(き)きてあらたまの月日も来(き)経ぬ雁がねも継ぎて来鳴けばたらちねの母も妻らも朝露に裳の裾ひづち夕霧に衣手濡れて幸くしもあるらむごとく・・・』



古語の解読


「あらたまの」は、「たらちねの」は、導く枕詞でやす!


「共にもがも」は、共に居たいと言う願望でやしょうか?


「はしけやし」は、「あぁ哀れ あぁ愛しい」のどちらかな?


「波の上ゆ」は、経過する場所でやすから、「波の上を通って」でやしょうか?


「なづさふ」は、「浮いて漂う」様でやしょうか?


「ひづつ」は、「泥に汚れる」若しくは「水に濡れる」でやす!



意訳は


「天地と共に長生きしたいと思い続けていたはずなのに、気の毒にも家を離れて波の上を漂うままに月日は過ぎ去った!


雁が次々に飛んで来て鳴く季節になりやした!


母上も妻も朝の露に裳裾を濡らし、夕べの霧に袖を濡らしお元気であられようか?」



続く・・・