共感することの大切さ | CROIRE幼児教室ブログ

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「保護者さまの学び」を大切にしています。

 

 

「しつけ」と「本人の気持ちの尊重」の線引きは

とても難しいものです。

 

 

子どもの気持ちを大切にしたくも、

それは、「全ての要望を受け入れる」ということとは異なります。

 

本人の気持ちを尊重しつつ、

親として伝えるべきことは伝えていく。

難しいですよね…。

 

 

その時々の状況に応じて、

「良いさじ加減」で子どもに対応していくためには、

子どもへの「共感」が役立ちます。

 

共感とは、

 他人の体験する感情や心的状態、あるいは人の主張などを、

 自分も全く同じように感じたり理解したりすること(広辞苑)

とあります。

 

子どもの言い分やその時の気持ちを

親も同じように感じ理解するということ。

 

具体的には、

「〇〇ちゃんの気持ちわかるよ」

「そういう気持ちだったのね」

目を見ながら、相槌、うなづきをしながら

こんな風に伝えることで

子どもは「共感してもらっている」と感じます。

スキンシップが取れれば

更に共感の気持ちは伝わります。

 

 

ここで注意しなければならないのは、

 

「〇〇ちゃんの言うとおりだね」

「それなら〇〇ちゃんの言うようにしようね」

とは異なるということ。

 

共感と賛成(賛同)は異なります。

 

「気持ちをわかってあげる」

「そう感じていることを分かってあげる」ことが共感であり、

子どもの言い分を通すことではありません。

 

 

「そうか、そうか、そうしたいんだよね」

と子どもの気持ちを共感した上で、

 

「でもね、それをすると皆が悲しい気持ちになっちゃうの。

 だから、やめておこうね」と、

丁寧に、心を込めて伝えていく。

 

 

そうすることで、

「しつけ」と「本人の気持ちの尊重」両者を

同時にかなえていくことができるようになるのだと感じます。

 

 

子どもを信じ、共感し、そして伝えていく。

大切な子どもとの関わり方です。