探査機事故は「構造の問題アメーバ」 ロシア宇宙庁 | crofteczaceのブログ

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福岡市で1979(昭和54)年に投函(とうかん)された手紙が33年後の今月初め、市内に配達された. でも、切手が30円分足りず、差し出した女性の長男の手元に戻ってきた. 女性は7年前に他界. 「キツネにつままれたようです」. 長男は奇縁に驚いている. 福岡市中央区の森脇俊夫さん(75)の長女(47)が経営する会社に3日、博多区の病院から電話があった. 「お宅の手紙が届いたが、該当する患者さんはいない. おまけに料金も足りない」. 平謝りして不足額の30円を手渡し、手紙を受け取った. 森脇さんは手紙を確かめた. 差出人は母静子さん. 切り盛りしていた看護婦・家政婦紹介所から博多区の病院の入院患者あてに郵送し、付添婦の料金の領収書を同封していた. 静子さんは2005年に92歳で亡くなった. 夫と早くに死別し、働きながら男の子2人を育てた. 紹介所の電話は長女の会社が受け継いだ. その電話番号が封筒に印刷されていたため、病院側は連絡先がわかったのだ. 打ち上げ後、予定の軌道を外れて地球に落下したロシアの火星探査機「フォボス・グルント」の事故について、ロシア連邦宇宙庁のポポフキン長官は19日、「基本的に事故の原因は製造上、構造上の失敗だった」と明らかにした. 地元ラジオの取材に答えた. 事故原因をめぐっては、宇宙事業担当のロゴジン副首相や専門家らが「米国のレーダーが影響した可能性がある」としていた. 長官はその可能性を完全に否定しなかったものの、自国の探査機の製造開発段階に問題があったことを強調. 米国レーダー説を事実上、退けた. ロシアは昨年、衛星や探査機の打ち上げに相次いで失敗. ソ連時代から宇宙分野をリードしてきたが、今回の事故は「宇宙大国」の衰退を露呈した結果になった. (モスクワ=関根和弘).