中国料理の美味しい、雰囲気の良いレストランは数々あれど、中国茶を最大限堪能してお料理を楽しめるレストランはまだ少なく感じていました。


しかし、ウェスティンホテル大阪にある中国料理『故宮』で9月1日から始まった宿泊とのセットプランで、ついにコース料理一品ごとに、そのお料理を楽しむために厳選された中国茶が出されるという特別メニューが出現致しました。詳細は → 


私の知りうる限りでは本邦初!では無いでしょうか・・・


現実的に困難なのは、まずは予算的な事が第一にあげられますが、それ以前に、かなり中国茶の知識が必要とされる事と、それぞれのお茶を選定する時期、それぞれのお茶に適した淹れ方等など・・・


これは是非に戴かなくては・・・と、早速、友人と一緒に戴いて参りました。


着席とともに出された、ウェルカムドリンクは、しゃれたシャンパングラスでよく冷やされたライチ紅茶から始まりました。フルーティーな香りと渇いた喉を程よく潤してくれる演出で、これから始まるコース料理への期待が高まります。


特製オードブルには、爽やかさの中にも味わい深い「文山包種茶」。次に続くスープの前にガラスポットに工芸茶が淹れられて、テーブルに届けられました。ゆっくりとポットの下に沈み、徐々に茶葉が開き、中から金木犀の小花が飛び出してきました。


茶葉が開く様子を眺めながら、干し貝柱と冬瓜のスープを頂きました。金木犀の甘い香りに秋を感じながら「丹桂瓢香茶」を楽しみました。そして金木犀にみたてた蟹肉とふかひれの玉子炒めが出されました。


次に牛肉のステーキ黒胡椒ソースには、「宮廷プーアール茶」が出され、その相性の良さを実感致しました。その後、季節のお野菜料理には「月光白牡丹」、そして、海老みそと海老のすり身のピリ辛チャーハンには、「武夷水仙茶」が添えられ、チャーハンとして戴いたあと、贅沢にもその岩茶でお茶漬けにして新感覚で楽しみました。


デザートのマンゴープリンには「東方美人茶」を3煎目までゆっくりと楽しみ、素晴らしいお料理と中国茶の世界を堪能致しました。


ストイックに中国茶を研究され、日々研鑽されている茶藝師の小田純也氏のアイディアと努力に心から「ご馳走様でした」とお伝えしたいと思いました。


皆様も是非、この機会に、お試し下さい。中国茶のお好きな方は必見です。


これは、この日本で、中国料理と中国茶の新たな境地を開かれた、類まれに経験できる世界だと思います。


ウェスティンホテル大阪 →