「常識的に考えてあり得ないでしょ!」
「どうして当たり前のことがわからないのだ」
こんな言葉を使うのは、少し気をつけないといけない。
真っ向から相手を否定する言葉は、相手を傷つけ関係を悪化させてしまう。
多様性が尊重される時代において、常識や当たり前は存在しないと思うのが利口である。
「そうは言っても・・・」と思うあなたは、少し視点を変えて見ることをおすすめしたい。
もし、あなたの家にアメリカ人の友人が来たら、平気で靴を履いたままに家に上がるだろう。
地球の反対側で、サンタはサーフィンに乗って現れる。
同じ日本であったって、
少し前までは皆がタバコを吸っていたし、飲酒運転も当たり前だった。
部活の練習中に水を飲むことも禁止されていたのである。
このように、常識というのは、文化が作り上げた一時的なルールに過ぎないのだ。
今、あなたが常識だと思うこと、当たり前だと思っていることでさえ、いつ変化するかわからない。
また、放送作家のナイチンゲールはこう言葉を残した。
「大衆は常に間違う」
大勢がそうだと信じ込んでることの多くは間違っている。
つまりは、そういうことである。
常識も当たり前も自分だけのものである。
こう常に頭において、相手の価値観や多様性を受け入れていくのはどうだろうか。