1.目標で人は動かない

 

あなたは新しいアイディアを思いつきました。

それを実行することでチームは活性化し、素晴らしい成果につながるはず。

1週間後、1か月後のイメージも頭に浮かんで、なんだかワクワクしてきた。

「さぁ、皆さんこれを始めませんか!?★」」

・ ・ ・

(あれ? 思ってた反応と違うぞ・・・)

 

みなさんもきっと、こんな経験ありますよね。

 

 

所属するチームや組織のためにとアイディアを考え、頭の中でイメージを膨らませる。

前日から移行錯誤を繰り返し、「コレだ!」と思ったアイディアを提案したのに、

思っていたより反応は悪い・・・

「いいですね!」「やりましょう!」ってなると思ったのに。

 

「あー、言わなければよかった。。。」

 

僕もこんな経験が何度もあります。

 

 

新しいことが好きで、考えることも大好き。一旦考え始めたら、次から次へとアイディアが浮かび、考えているうちになんだかワクワクが止まらなくなっちゃう!

これ自体は良いことですよね!

 

しかし、いざ意見を出してみると反応が悪く…

「あんまり価値のない案だったかな」

「やっても無駄かな」。

なんて不安になり、実行に移せなくなってしまくこともしばしばです。

 

でもここで諦めしまっては試合終了ですよ

 

あなたのそのアイディア、本当に伝わっていますか?

 

あなたのアイディア自体を見直すことも大切です。

でもちょっとその前に、あなたの伝え方は間違っていませんか?

 

せっかく良いアイディアだとしても伝え方を間違えれば相手には届きません。

 

これは本当に勿体ない‼‼ですね。

次の章では、この伝え方についてお伝えしますね。

 

 

2.成功のイメージを共有しよう★

 

あなたの渾身の案に対する相手の反応が鈍いと感じた時、次の2つの原因が考えられます。

 

① アイディア自体が自分の思い込みで助長された価値のないものだった。

 

これはもう仕方ないですね。

人間という生き物は、自分のアイディアや意見について考えれば考えるほど、

根拠のない自信を積み上げてしまうものなんです。

 

ここは冷静になって諦め、次の一手を考えましょう。

 

 

② 相手にイメージが共有できていない

 

実際はこの場合もかなり多いのではないかと思います。

 

何をやりたいか。だけ、伝えていませんか?

 

あなたがワクワクした企画であればあるほど、

あなたの頭の中で沢山のイメージが浮かんでいると思います。

 

何のためにこれをやるのか?

誰に向けた発信なのか?

1か月後のゴールイメージはどうなってる?

 

やりたいという気持ちが強ければ強いほど、

こういったイメージがカラーで鮮明に思い描けるはずです。

 

ではそのイメージを、相手に伝えられていますか?

 

自分だけ楽しいイメージを独り占めして、作業内容だけを伝えたりしていませんか?

 

せっかくあなたの中に成功のイメージが出来上がっているのにも関わらず、これを伝えなかったら意味がありません。

 

たとえあなたが、自分たちの手で学校を作り、貧しい子供たちを支援したいと考えていたとしても、伝えていない相手には、ただの肉体労働になってしまいます。

 

もしあなたがリーダーという立場にいるとすれば、

成功のイメージを共有することこそが、あなたの役割であるといえるでしょう。

 

 

3.とりあえず自分がやってみる

 

前章では、相手に成功のイメージを共有しよう!とお伝えしましたが、

でもこれはなかなか難しいこともありますね。

 

大きな会社のプロジェクトであれば、目標の数値化や予測データ等を提示して、スケジュール感やゴールイメージの共有をすると思います。

こういった段階では、もうあなた一人の手ではできません。

会社の中での組織が出来上がっていき、実行することを大前提として進んでいくでしょう。

 

今回想定しているのはこういったケースではありません。

 

もうちょっと些細な、

あなたの頭に浮かんだ小さなアイディアを、どのように実行に移していくかです。

 

どうしてあなたはゴールイメージを共有しないのか?

 

この答えは簡単です。自信がないんですね。

 

目に見える根拠があるわけでも、将来の予測をした訳でもありません。

 

大きな成果が得られるかといえばきっとそうでもない。

だからお金も時間も投資する程ではない。

 

なんか楽しそうだな♪

ちょっと、良いんじゃないかな?って思った程度といえばその程度なんです。

 

でもそのあなたの頭に浮かんだ小さな施策こそが、大きな可能性だと思います。

 

組織全体として大きな成果を目指すことも大切ですが、

小さな成果の積み重ねが、大きな成果となることも間違いありません。

 

 

ではあなたのアイディアを成果に結びつけるためにはどうしたらよいか?

 

あなたが自分でできる範囲で、とりあえずやってみることをオススメします。

 

アイディアに自信をつけたいあなたは、つい周りの人の賛同を得ようとしがちです。

しかし、ゴールイメージを伝える努力をしなければ、賛同を得ることは難しいと考えるべきです。

 

それなら下手に周りに賛同を得ようとせず、まずやってみるほうが簡単ではないでしょうか。

そして、あなたが楽しそうにやっていれば人はついてきます。

 

もちろん他人に迷惑をかけてはいけませんが、

必要以上に周りの目を気にする必要もありません。

 

どうしても自信が持てない方は、

信頼できる仲間の一人二人にだけ話してみてもよいでしょう。

 

あなたがこれは良い!と思ったアイディアがあれば、ぜひチャレンジしてみてください♪

 

 

4.だったらこうしてみたらで夢はかなう

 

さいごに、大好きな言葉を紹介します。

 

「だったらこうしてみたらで夢はかなう」

 

これは北海道の会社でロケットの開発を行っている植松 努さんの言葉です。

(近畿大学での講演の内容がYOUTUBEで観られますので、ぜひ♪)

 

「どうせ、無理」という言葉がみんなから自信を失ってしまいます。

 

もしあなたが上司や部下の意見を聴く機会があった際は、

「だったらこうしてみたら?」とアドバイスをして、

一緒に目指していける存在になってくれることを願います。

 

「夢を語る大人が増える」

そんな社会になったらいいな♪