店長シリーズ?第二弾です。
今日のテーマは
「店主たる者 一国一城の主となれ」です。
固いっ。笑
この言葉は以前の職場で上司から言われた言葉ですが、今でもすごく大切にしている言葉なので、紹介します★
皆さんの中にもお店を任されている方もいらっしゃるんではないでしょうか。
シフト作成や在庫管理、スタッフの採用や教育、売り上げ報告や来月の予算管理、プリンターの修理や水回りのトラブルまで…
店長さんの仕事って本当に多種多様で、本気でやればやるほど大変になる、そんな仕事だと思います。
こんなにやることはいっぱい。
だけど社員は自分一人、あとはアルバイトさんっていうお店も多いんじゃないかと思います。
こういった状況で働いていると…やっぱり孤独を感じるときもありますね。
そんな時でも、相談にのり、支えてくれるのが、同じ本部の店長仲間やマネージャーです。
同じ立場であったり目的意識を持った、気持ちのわかる人の存在は凄く大切で心強いですよね!
本当につらい時は、一人で抱え込まずに、頼りになる人に相談することも大切ですよ♪
しかし! 今日の内容は、この逆です。
あなたのその姿勢、間違っていませんか?
ちょっと挑戦的ではありますが、特に新人店長さんが陥りそうな罠について説明していきます。
マネージャーとは本当に仲が良くて円滑にコミュニケーションが取れているのに、
お店のスタッフとはなかなか・・・という方は特に注意が必要かもしれません。
店長さんの役割は店舗の業務を円滑に回し、売り上げを上げることですね。
その為には、本部やマネージャーさんとの円滑なコミュニケーションを図ることはとても重要なことです。
ただ、それだけではうまくいきません。
店長として働く以上は、お店のスタッフ、パートさんやアルバイトさんとも積極的にコミュニケーションをとっていく必要がありますよね。
この時、特に注意しなければいけないのは、
会社の目的とパートさんやアルバイトさんの働く目的は違うということを頭に入れておくことです。
本部やマネージャーとして働く人は、その店や会社の繁栄がお給料であったり、今後のキャリアにも反映してきますし、売り上げが上がれば評価されるという共通認識や、共通の目的を共有しているはずです。
やりたいことを提案すれば受け入れてくれるし、質問にもすぐに答えてくれる。
何度も接している間柄であれば世間話も弾む、マネージャーさんはあなたの「よき理解者」でしょう。
でも、現場のスタッフは考え方も違うし、新しいことをしても反発される。
「あースタッフさんはどうして、こんなにわかってくれないんだろう。」
そんな風に思った経験もあるのではないでしょうか。
こんな時、あなたは絶対に逃げてはいけません。
ここで大切なのは、相手の立場になって考えてみることです。
先ほど、パートさんやアルバイトさんとは働く目的が違うとお伝えしました。
もちろん考え方は人それぞれ、多種多様ですので一概には言えませんが、
ここでは代表的な考え方の違いを例にとって説明します。
≪社員≫
売上を上げると評価される➡売り上げを上げたい
≪パートさん≫
5時間働いたら一定の時給がもらえる➡業務をできるだけ楽に効率化したい
この時、売り上げを上げようと新しい試みを始めようとすると・・・
どうなるかはわかりますよね?
マネージャーにとっては、自分も部下も評価が上がる可能性があるから ◎
パートさんにとっては、仕事量が増えてるから ✖
といった図式になります。
まずここをしっかり頭に入れておいてくださいね★
これが分かった時点で、どうすればよいか。
あなたの良き理解者であるマネージャーと結託して、強行突破をしようなどとは、考えてはいけません。
ここで大切なのは、あなたがパートさんの「よき理解者」になることです。
あなたが悩んだ時や困ったとき、あなたの気持ちを理解できるのは本部の方かもしれません。
でもそれと同じように、店舗のパートさんさんが困ったとき、その気持ちを理解することができるのは、あなたです。
本部の人やマネージャーにはその気持ちを理解することは難しいでしょう。
だからこそあなたが「よき理解者」になる努力をする必要があります。
「店主たる者 一国一城の主であれ」
店長は本部の方とコミュニケーションをとり、売り上げを上げることも大切ですが、
それ以上に、自店の従業員を守ることが大切なのかなと思います。
売上を上げることは本部の指示や施策によってできることもあるでしょう。
でも従業員を守ること、それはあなたにしかできないのです。
売上を上げるための施策が現場を苦しめているなら意見を言いましょう。
その為に本部とけんかするくらいのことがあってもよいと思います。
それくらいの気概が従業員を熱くし、チームとしての団結力が上がっていくのだと思います。
そして、そうなった時、あなたのお店はとても魅力的なお店になっているに違いありません。
もちろん、会社ですから売上をつくることは大切です。
本部や上司とは、喧嘩をせずに解決できるならそれに越したことはありません。
それでも、まず目の前の人を大切にし、守り抜くこと。
そしてそのうえで会社や自分の考えを伝えること。
この順番は意識していった方が良いかなと思います。
僕も頑張ります。