20歳美人リフター?八木、12位も「宝物」サンケイスポーツ7月30日(月)7時51分配信拡大写真ロンドン五輪2012 女子重量挙げ53キロ級 109キロを成功し笑顔もみせる、八木かなえ(写真:サンケイスポーツ) ロンドン五輪第3日(29日)重量挙げ女子53キロ級を行い、初出場の八木かなえ(20)=金沢学院大=はスナッチ82キロ、ジャーク109キロのトータル191キロで12位だった。 トレードマークの「スマイル」に大声援が飛ぶ。髪を白いシュシュでまとめた八木がスナッチ82キロ、ジャーク109キロ。トータル191キロで入賞はならず、初の夢舞台を終えた。 「アッという間でした。でも、ここに立てたのは宝物です」。女子53キロ級で、エントリー重量の下位8選手によるB組。16日に20歳になったばかりピチピチ娘だが、目標としていたトータルの自己記録更新には4キロ及ばず。ほろ苦い五輪デビューとなった。 器械体操から転身し、わずか4年でつかんだ夢舞台。体操で培ったバランス感覚が、バーベルを持ち上げる時の動きに生きるという。昨年の世界ジュニア選手権4位と頭角を現し、4月の全日本選手権では初優勝。前日には尊敬する先輩、三宅の銀メダルを目の当たりにした。「メダルを獲ると、見ている人も感動する。五輪のメダルのパワーはすごいと思いました」。当初から目標とするのは16年リオデジャネイロ五輪。「神聖な場所に、もう一度戻ってきたい」。4年後を見据え、追いかける夢を“かなえ”る。