本日から1/4まで
年末年始の休みに入ったが、
最近読もうと思って、
家にストックしていた課題図書が、
結構な数になっている。

 

主なものだけでも
荒川弘「鋼の錬金術師」全27巻
CLAMP「X」全18巻
CLAMP「XXXHOLIC」全19巻
西森博之「道士郎でござる」全8巻
西森博之「お茶にごす。」全11巻
西森博之「天使な小生意気」全20巻と、
これだけで100冊以上ある。

 

これ以外に
現在情報収集中の
男女共同参画に関するマンガを
ひととおり読んでおきたいので、
休んでいる暇もなければ、
活字の本を読んでいる暇もない。

 

僕にとって一番の
お友達であり、
仕事仲間であり、
相棒であった、
マンガを読むことが苦痛になるとは本末転倒である。

 

おそらく日本一の
少女雑誌のコレクターの方からいただいた、
「ララ」の創刊号。1976年発売。


知らない人には
「( ´_ゝ`)フーン」と
言われるだけかもしれませんが、
この雑誌の現物があるなんて、
すごいことなんですよ。

 

この雑誌から、
「日出処の天子」とか、
「綿の国星」とか、
「夏目友人帳」なんかが、
生まれたわけですから。

 

昨日の朝
仕事に行っている途中、
立ち寄ったセブンイレブンで、
「3月のライオン」の最新14巻を見つけ、
即買いしました。

 

そして一日カバンに入れて過ごし、
夜から読み始めて、
途中で眠くなって寝てしまい、

今朝起きてすぐ続きを読み始めて、
先程読み終わりました。


この巻には
羽海野チカの前作、
「ハチミツとクローバー」に出て来た、
デザイン事務所の人たちが、
サブキャラとして登場しています。

 

「ハチミツとクローバー」の頃から、

もう14年も経つそうです。

やっと2つの物語が、
ここでつながったんですね。

 

「3月のライオン」は
アニメ化も実写映画化もされ、
ちょっと盛り上がりは
収束したようなイメージもありますが、
原作の物語はまだまだ続いており、
まだまだ激熱です。

 

今、西森博之ブームが起きている
といっても僕の家の中だけでのことだが。

 

きっかけは
「今日から俺は」(1988~1997 全38巻)が、
テレビドラマ化されたことと、
今、マンガミュージアムの、
蔵書の整理の仕事もやっていて、
その過程で西森博之の著作が、
ほとんど揃っていることを知ったからだ。

 

とりあえず
「鋼鉄の華っ柱」(2010~2012 全9巻)を読んだが、
これがかなり面白かった。

 

そして間髪を入れずに
「天使な小生意気」(1998~2003 全20巻)
を読み始めている。

キャラクター造形がかなりいい。

 

今後も「お茶にごす」(2007~2009 全11巻)
「道士郎でござる」(2004~2006 全8巻)と
読む候補作が渋滞している。
「今日から俺は」もまだ未読だし。

 

 

書庫で沖さやかの
「マイナス」を見つけた。


この作品は連載当時(1996年頃)、
人肉食を扱った回が物議をかもし、
掲載雑誌は回収となって、
単行本にもその回は未収録になった。


今は他社から出ている完全版で
その回も読めるらしい。

 

ざっと読んでみたが、
おおまかなストーリーは
幼い頃に父親に虐待されたことがきっかけで、
人から嫌われることを極度に恐れる主人公が、
自分の意志を持たず、
周りとうまくやっていくために、
時には犯罪も犯すという、
ある意味デタラメな設定で、
最後にはそんな自分を反省し、
自首して服役するというような内容である。

 

作者の沖さやかは
後に山崎紗也夏と改名して、
「サイレーン」という作品で
ヒットを飛ばすのだが、
この「マイナス」においても、
自分の意志を持たずに
人に迎合して生きる人間が、
いかに不幸であるかということを
エロギャグマンガの体裁を借りて
婉曲に表現している。

 

話題性ばかりが先行して、
あまり評価はされていないようだが、
なかなかの問題作だった。

 

先日ブックオフで
なんだか面白そうなマンガを見つけて、
108円だったので、
とりあえず買ってみたら
これが面白いマンガだった。

 

それは吉田貴司という人の
「やれたかも委員会」というマンガだったのだが、
昨日ブックオフで
その2巻目を見つけて、
400円くらいの
まあまあの値段だったのだが、
思いきって買って帰ったら、
その本の帯にテレビドラマ化されたと載っていた。

 

主要な登場人物は3人なのだが、
その3人が、佐藤二朗、白石麻衣、
山田孝之という、なかなかのキャスト。

 

この作品は、作者の吉田貴司が
note(ウェブサイト)に発表して、
後にクラウドファウンディングで
お金を集めて出版したという、
とても今風ないきさつの出版物だった。

 

マンガには夢があるし、
夢を忘れない人はこうして成功している。

 

つい2.3日前、
ブックオフで見つけた、
齋藤なずなの単行本「夕暮れへ」
当然即買いし、今日読んだのだが、
そもそも齋藤なずなという
マンガ家を知っている人が
どのくらいいるだろうか?

 

このように書くと
まるで専門家か
マンガマニアのようだが、
僕はそれほど広範囲に
マンガを読み漁っているような
マンガファンではない。

 

しかし人生の要所要所で
マンガやマンガ家と
不思議な出会いをすることだけは確かだ。

 

「夕暮れへ」の巻末に
評論家の呉智英さんが解説しているが、
齋藤なずなの最初の単行本は
1991年に出版された「鳥獣草魚」である。

 

どういういきさつでその本を入手したかは
覚えていないのだが、おそらく書店の店頭で
タイトルに魅かれて自分で手に取ったのだと思う。

 

僕が大学生だったのは、
1985年から1990年頃にかけてなので、
その頃にはまだその本は出ていない。

 

しかし僕は
「最近どんなマンガが面白い?」
と聞かれて、
「とり、けもの、くさ、さかなと書いて、
鳥獣草魚というマンガがあるんですけど・・・」と、
何人かの人に話した記憶があるので、
それは大学時代のことだと思っていたのだが、
社会人になってからのことだったようだ。

 

そしてその後、1998年までに
合計6冊の単行本を
齋藤なずなは出しているのだが、
それっきり全く新刊を見かけなくなった。

 

呉智英の解説で知ったのだが、
その間約20年間、
齋藤なずなさんは
京都精華大学で先生をしていたそうなのだ。

 

京都精華大学といえば、
今年、仕事の関係で、出張で訪ねた大学だ。


その時に会った方の中には
齋藤なずなさんと面識がある人もいたかもしれない。

 

そして今年、2018年、
約20年振りの齋藤なずなさんの単行本が
青林工藝舎から出版された。

 

収録された10作品のうちの8篇は
以前の著作からの再録であったが、
残り2篇は約20年の休筆後に書かれた作品であった。

 

それは凄い作品でしたよ。


そしてそんな作品と
「出会う」という才能を持っている自分も、
やっぱり凄いと思いました。

 

僕のしょぼい書庫を探したら
齋藤なずなさんの単行本、
既刊6冊全てありました。
そして7冊目の「夕暮れへ」も
そこに一緒に置きました。

 

今回11月末の棚の入れ替えで、
「今日から俺は」を
閉架に引っ込めていた全38巻、
揃いで棚に並べました。

 

その隣りには
押見修造の「悪の華」全巻を並べました。


「悪の華」はアニメ化も
舞台化もされていますが、
アダルトビデオ界で有名な
井口昇によって実写映画化されるのです。

 

思春期の屈折した感情を
透明感のある物語に昇華させている、
青春マンガの金字塔と、
僕が勝手に呼んでいる「悪の華」。

 

「ハード・コア」と並んで
合志マンガミュージアムでは
フィーチャーして行きます。

 

 

「悪の華」の実写映画化で、
主人公春日役に
現在「今日から俺は」で
人気上昇中の伊藤健太郎が決定した。

偶然だが合志マンガミュージアムの
「実写映像化されたマンガ」のコーナーに
「今日から俺は」と並べて、
「悪の華」を展示していた。

「悪の華」で春日を救うことになる、
常盤さんという役を演じるのは、
飯豊まりえという女優さん。

この子は「虹色ジーン」という番組の
サブMCをやっていて、
なんともいえない微妙な顔立ちが、
妙に気に入っている。

しかもまりえという名前は、
うちの奥さんがゆりえという名前なので、
ちょっと親近感を持っていて、
テレビで見る度に
「あ、まりえ出てるよ」と、
ずいぶん前からまりえ呼ばわりをしている。

映画が公開されるのは
約1年後である。楽しみ。

 

現在「今日から俺は」の
テレビドラマが放送中で、
それが子供たちに大人気。

合志マンガミュージアムでも
かなり読まれている。

 

実はこのドラマが制作されることは
半年くらい前から告知されていて、
ミュージアムの棚にも
「実写映像化されたマンガ」
というコーナーに
以前から並べてあった。

 

全38巻なので
1~10までを棚に並べて
「続きが読みたい方はスタッフに聞いてください」
と書いたものを置いていたのだが、
これまでは特に問い合わせはなかった。

 

オリジナルコミック版で
全巻揃っているというのは、
あまり他にはないのだが、
今はテレビ放送に合わせて
文庫版が書店に並び
コンビニコミック版も
コンビニの店頭で見るようになっている。

 

「今日から俺は」を
ミュージアムの棚に並べた時、
同時に棚に並べたのは
「この世界の片隅に」と
「響」と
「健康で文化的な~」と
「君の膵臓を食べたい」のコミック版だったが、
この中で一番繰り返し読まれ、
本がボロボロになったのは
「君の膵臓を食べたい」だった。

 

メディアの影響は大きい
実はここ最近で
一番話題になったのは
「義母と娘のブルース」で、
問い合わせも多かったのだが、
僕がTSUTAYAで原作を借りて読んでみて、
あまり面白いマンガではないと判断して
ミュージアムには置かなかった。

 

そしてちょっと前に
ドラマがヒットして
原作のマンガも話題になったのは
「逃げるは恥だが役に立つ」である。

 

話題になるきっかけが
テレビドラマであるということに
それほど異を唱えるつもりはないが、
原作のマンガを愛する者としては
ちょっと残念な気持がある。

 

 

今僕が「実写映像化~」の棚で
一番フィーチャーしているのが
いましろたかしの「ハード・コア」です。

 

現在実写映画が公開中なのですが、
熊本では一館だけでしか上映されておらず、
それも封切り後の一週間は
朝早くに1回、昼過ぎに1回、
夕方と夜遅くに1回ずつの、
一日4回しか上映されていませんでした。

 

そして今は21時頃からの
一日1回だけになっています。

 

いましろたかしは
デビューからずっと不遇の作家。


そして熱狂的なマニアのファンがおり、
こうやって作品が映画化されたりしている作家です。

 

今回の「ハード・コア」だって、
主要なキャストは
山田孝之と佐藤健と荒川良々の3人、
そして原作に忠実に作られた、
かなりの傑作です。

 

それでも僕が見に行った回も
観客はたったの5人
そのうち2人は僕と奥さんです。

 

僕はこのような
軽佻浮薄なコンテンツの浪費のされ方に
疑念を感じ、国を憂い、
警鐘を鳴らし続けるところの者でありたいんです。

 

いましろたかしの
「ハード・コア」が映画化され、
23日から封切られました。

 

熊本では一館でしか上映されておらず、
しかも一日4回の変則的な
スケジュールでの上映です。

 

今日見て来ましたが、
観客は全員で5名のみでした。

 

しかしすごい傑作でした。

 

狩撫麻礼の原作、
いましろたかしのマンガ、
山下敦弘の演出、
主要キャストの山田孝之と
佐藤健と荒川良々、
様々な要素が重なって、
すごい傑作に結実しました。