冬川智子のマンガを探し回っていて、
予想外の掘り出し物をした。
施川ユウキのマンガを何冊か、
海野つなみの
「豚飼い王子と100回のキス」、
そしてもう一冊、渋谷直角という人の、
「カフェでよくかかっているJ-POPの
ボサノヴァカバーを歌う女の一生」という、
作者も題名も知らず、なんとなく、
インスピレーション一発で買ったマンガ、
これがとんでもない傑作だった。
長年マンガを読んでいて、
ブックオフ通いを続けていると、
ブックオフの棚の何千冊の本の中から、
自分に合った本の背表紙だけが、
浮き上がっているように見えてくる時がある。
数日前にTSUTAYAで借りた、
冬川智子のマンガも
同じように棚からそのタイトルだけが、
すっと浮き上がって見えて、
本が吸い込まれるように
レンタルのカゴに入ってきた。
何か神がかり的な
新しい表現との出会いである。
早速ネットで検索すると、
この渋谷直角という人のマンガ、
もう一冊出ていて、それは
「奥田民生になりたいボーイ
出会う男すべて狂わせるガール」
というタイトルなのだが、
こちらは映画化されていて、
今年公開される予定なのだそうだ。
しかも出演は妻夫木聡と水原希子。
とんでもない「当たり」だったわけである。
何がすごいって、
収録されている作品のタイトルがすごい。
表題作の「カフェでよくかかっているJ-POPの
ボサノヴァカバーを歌う女の一生」の他に、
「ダウンタウン以外の芸人を
基本認めていないお笑いマニアの楽園」
「空の写真とバンプオブチキンの
歌詞ばかりアップするブロガーの恋」
「口の上手い売れっ子ライター/編集者に
仕事も女もぜんぶ持ってかれる漫画」と、
どのタイトルをとっても、
そのセンスとサブカル感が半端ない。
そして渋谷直角という名前、
直角というのは本名で、
小山ゆうの「おれは直角」から
名付けられたということ。
まさにサラブレッド。
「おれは直角」は僕も大好きで全巻持っている。
