先日、なんとなく立ち寄ったブックオフの
105円本のコーナーに、
白戸三平の「カムイ伝 第一部」小学館文庫版が、
全巻揃って並んでいました。
即買いしましたよ。全巻持ってるんですけど。
だって、「カムイ伝 第一部」全15巻が1,575円ですよ。
一体いくらで買い取られたんだろう。一冊10円くらいかな?
もし僕がブックオフに「カムイ伝」全巻を持ち込んで、
「一冊10円ですね」と言われたら、どんな気持ちになるだろう。
しかし、買う方としてはとてもありがたいことで、
この値段なら持っていても買いますよ、「カムイ伝」だもの。
「カムイ伝」は、第一部が1964年から1971年にかけて、
「月刊漫画ガロ」で連載されました。
ガロ編集長の長井勝一は「カムイ伝」を掲載するために
「ガロ」という雑誌を創刊し、
白戸三平も「ガロ」に「カムイ伝」を連載するために
赤目プロダクションという会社を立ち上げました。
しかし「ガロ」創刊当初は原稿料が出なかったため、
白戸は小学館の「少年サンデー」に「カムイ外伝」を連載したりして、
赤目プロダクションの社員に給料を払っていました。
第一部終了後は長く中断しており、
1982年から1987年にかけて、
小学館の「ビッグコミックス」で、
「カムイ外伝 第二部」が連載された後、
1988年から2000年にかけて、
同じ「ビッグコミックス」で
「カムイ伝 第二部」が連載されました。
ところがメインで作画を担当されていた、
赤目プロダクションの岡本鉄二さんがお亡くなりになったようで、
「カムイ伝 第二部」は未完のまま中断してしまい、
2006年に無理矢理エンディングの5枚を付け足して、
「カムイ伝全集」として刊行されてしまったのです。
ちなみに岡本鉄二さんは白戸三平さんの弟さんです。
そして、「カムイ伝全集」は「第一部」が15巻、
「第二部」が12巻、「カムイ外伝」が11巻の、全38巻です。
「カムイ伝 第一部」の後記には、
「カムイ伝」は全三部作だと書かれているのですが、
「第二部」も不完全な状態ですし、
これから「第三部」はあるのか、
果たして「カムイ伝」は完結するのかと、
ネットでは悲観的な意見をよく目にします。
なにしろもう白戸三平さんも80歳ですから。
ちなみに、「カムイ伝」とはどんな物語なのかというと、
一言で言うと「江戸時代の身分制度に立ち向かう、
百姓や非人たちの物語」です。
あまりに壮大過ぎてこれ以上の細かい解説はできません。
第一部だけでも6,000ページくらいあるので。
