豊中市少路にあるピアノ&音楽療法教室crocheです
緊急事態宣言は延長になってしまいましたね
致し方無いとは言え、モチベーションを保つのはしんどいものですね
そんな中でも、体験レッスン→入会、ありがとうございます
さて、本日はタイトルの通り「練習しなさい!」は禁句というお話です。
ピアノの習い事をしていて、ご家庭からのお悩みの90%はこれを占めるのではないかと思います。
(もちろん、ピアニストになりたい、音楽の道へ進みたいと目指しているものが高い方はこの様な悩みにはならないですが…)
ピアノでもスポーツでも勉強でも、やっぱり日々の努力は裏切らない形とはなりますが、勉強は間違えたら消せるし、スポーツだったら対戦相手によって流れが変わることはあります。
しかし、ピアノはどちらもそれはなく、自分のやってきた事以上のことはパフォーマンスできませんし、何ならそれ以下しか出せないものです。
だから、ピアノを習う=毎日練習しなければならない。という、図式ができます。
私のお教室の保護者の方もそうですが、本当によく練習させようとしてくれています。
教える側としては、本当にすごくありがたいことです。
ただ、お願いしたいのは、ノルマのような練習だけはさせないでください
絶対にピアノが嫌いになります。
意味のある練習でないと、全く意味がありません。
だいたいこの傾向は、ブルグミュラー前後で顕著に出てきます。
全く音を聴いていないで、指先だけでキーボードを叩くような弾き方をするので、すぐに分かります。
クラシック音楽への興味の無さや、音色の違いを耳で聴き分けられる能力がないことも原因にはありますが、レッスンで少しの見守りだけで分かる内容を、お家で取り組んでこないのは、家での練習はただノルマのようになっていて、ピアノの前にただその時間座って過ごしているだけに過ぎません。
では、そのノルマのような練習とは…
・練習をやったらその後ゲームや好きなことができるシステム。
・丸をもらえないと親に叱られる。
・●時から●時だけが練習時間と決められている。
・やらないと先生に叱られるよ。という脅し文句。
などなど…
人参ぶら下げられたり、自分の気持ちが乗らないのに約束だからと親の都合の良い時間に練習させらたり、やったことの成果を常に求められる環境、大人でも嫌でしょう?!
それなのに、大人は子供に強いてしまうのですよね。
そして、さらに大人は、好きなことなら毎日でも進んでできるはずだと言います。
そりゃそうです。
好きなら自らするでしょう。
でも、そこまで好きになれるような環境を大人は与えられているのかな?と思う部分もあります。
みんなグランドピアノ?
ちゃんと成長に合わせて、足台も用意して練習できてる?
いつでも練習できるように防音室完備してる?
演奏会に足を運んであげてる?
などなど。
大人も努力してないのに、子どもにばかり努力を求めては関係性が歪になります。
ピアノを習われる時に、皆さん、音楽を好きでいて欲しいとおっしゃいますが、こんなことを繰り返していては嫌いになります。
練習不足の時は教える側が叱りますし、その時はご家庭にもお願いします。
ただ、毎日呪文のように、練習しなさい!は禁句にしてあげてください。
もし、音楽をずっと好きでいて欲しいのならば、
「●●のピアノの音聴きたいなー」
「あの曲のこの部分好きだから聴かして」
などなど、もっと子どもがやる気になるお声かけに変えていただけるだけで、きっと変わると思います。
それと、丸になることが全てではないことを、どうかご理解していただきたい。
芸術に100点はないので、レッスンでの丸は、今のレベルで何個かのポイントが表現できて理解できていれば丸程度です。何も、算数の答えが合っていたような丸とは意味が違います。
ご家庭での音楽への取り組み方で、お子さんはすごく変わると思います。
音楽好きな子どもが1人でも増えますように
そして、そのお手伝いができればと思ってます。
現在、生徒募集中です。
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