今日、夕飯の準備をしている時に
手が滑って磁器の小椀を割ってしまいました。
普段使いで特に値が張るでもない器。
でもそれは実家からもらってきた
色々な思い出の詰まったものでした。
形あるものはいつかは無くなる、
当たり前のことですが
それでも悲しいという気持ちは変わらず
片付けることもできずに
ただ後悔と共に佇むばかり。
猫舌の父に
汁物を出す時などよく使っていたこと。
嚥下機能が低下して
大好きな果物を食べさせてあげられなくなった時
苺を潰してとろみ剤を混ぜて食べてもらったこと。
父との日々が
器と一緒に壊れてしまったような気持ちでした。
予備を持ってきておくべきだった、
どうしてもっと気を付けて扱わなかったのだろう、
失くしてみて初めて気付いても遅すぎです。
でも壊したくないから使わないのは嫌。
日常に実家のお皿達があることで
温かい気持ちになれて
居なくなってしまった家族を感じていたい。
これからもまた失うこともあるでしょう。
それがないように気を付けながら
でも毎日の生活の中に
父達を取り入れていきたいと思うのです。