2月28日

 

父の10回目の月命日でした。

 

去年の今頃は 余命宣告をされて

 

残り少ない日々をどう過ごそうか

 

悶々としていました。

 

夏を越せるかなと思っていたのですが

 

思っていたよりも遥かに早いお別れに。

 

 

亡くなったのを親族などに連絡をすると

 

とても驚かれて

 

「もっと早く知らせて欲しかった」

 

というようなことを言われましたが

 

こんなに早く逝ってしまうなんて

 

思ってもいなかったのですから

 

どうしようもありません。

 

もし自分が誰かの訃報に接したら

 

遺された方の負担になるような言葉は

 

絶対に口にしないようにと強く思いました。

 

 

今日もいつものように旦那ちゃんとお墓参りに。

 

フリージアを供えてあげようと思ったのですが

 

残念ながらお花屋さんにフリージアがありませんでした。

 

お彼岸の時にはあげられるかな。

 

お参りをしてその後は実家の庭木の剪定に。

 

旦那ちゃんがのこぎりで地道に少しずつ

 

高くて太い木を切ってくれたので

 

空が見えなかった庭がすごくさっぱりして明るくなりました。

 

とりあえず高い所の作業は終わりです。

 

あとはお隣との塀よりも高い木を切って

 

ご近所に迷惑がかからないようにします。

 

旦那ちゃんが高所作業をしてくれている間

 

inko-chanは低い木の枝を剪定したり

 

下草を取って根が張りまくっているものを掘って排除していました。

 

庭仕事は楽ではありませんが

 

実家にいる安心感と

 

やったことがはっきりと目に見えるので

 

自分を肯定するのにとても有効です。

 

 

一仕事を終えた後は

 

いつものお気に入りのカフェで

 

おいしいカフェラテを飲んで帰ってきました。

 

 

帰りに駅前の横断歩道で

 

ゆっくりと杖をついて歩くおじいちゃまと

 

その後ろでおじいちゃまの背中に軽く手を添えて

 

気遣いながら歩く娘さんらしき方とすれ違いました。

 

娘さんは見たことある方だなと思ったら

 

いつもお世話になっている皮膚科のKドクターでした。

 

"先生も介護をされていらっしゃるのかな、

 

大変だろうなぁ"と思いながらも

 

過去の自分と父の姿に重ねてしまい

 

"羨ましいな"とも思ってしまいました。

 

よく父の背中に軽く手を添えて歩いていたっけ。

 

もっと、ずっとそうやって歩いていたかったな。

 

大変なのは重々承知しておりますが

 

K先生とお父様も

 

ずっと仲良く歩いていられますように。

 

 

最後にちょっと寂しくなってしまった

 

2月の月命日でした。