忘れたくない父との思い出です。
思い出した事を書いているので
時系列などはめちゃくちゃです。
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ひどい便秘症だった父は
下剤を常用していました。
たまに強めの薬を使った時など
おトイレに間に合わない事があったようです。
自宅ではどうにかなりましたが
会社で不測の事態が起きてしまうと・・・
なかなかの修羅場になってしまったようで
2年位前からリハビリパンツを使うようになっていました。
電車で会社に通うのが辛くなり
昨年の夏頃から家から出ない日が多くなりました。
少しずつ体の動きが悪くなり
リハビリパンツに尿も出てしまう事が増え
それと共にリハビリパンツからも漏れてしまうように。
衣類やシーツなどを交換する頻度が増え
洗濯が追い付かない事もありました。
今までそういった介護経験がなかったので
単純に尿量が多すぎて吸収しきれないのだろうと思い
1～2回吸収のものから3～4回吸収のものに変えました。
しかし全く漏れの状況は変わりません。
そんなに多く出てしまっているのかと驚きながら
5回吸収のもの、夜でも安心7回吸収と
どんどんより吸収力の強いものへと変えていったのですが
漏れが無くなる事はありませんでした。
もうどうしたら良いのか分からず
イライラしてしまって
父に優しく接する事ができない日もありました。
そんな時にふと量の問題ではないかもしれない、
足の付け根から漏れているのではと思いついたのです。
父は157㎝くらいで体重は40kgあるかないかのガリガリ。
それなのに当たり前のようにMサイズを使用していました。
ネットで調べてSサイズがあることを知り
近くのドラッグストアを探し回り
ようやく見つけて試してみたところ
漏れの回数が断然減ったのです。
ゆるゆるのパンツでは隙間から漏れてしまうのは当たり前、
そんなことすら気づかずに介護していたことに呆れながら
父の方に原因があると思い込んでいた自分を反省。
それまで不快な思いをさせてしまってごめんなさい。
そんな自分勝手な思い込みから
リハビリパンツを変えまくったせいで
父の居なくなった後の実家には
ありとあらゆる種類のリハビリパンツが
押入れの中いっぱいに残されていました。
区の地域包括支援センターに相談をして
近くの介護施設に引き取って頂きましたが
大きな車にいっぱいになるほどでした。
誰かの役に立ってくれるのなら
無駄ではなかったよね、お父さん。
鈍感な娘でごめんね。