父が亡くなって色々な方にお会いしました。
親族、知り合い、
大体の方が
「inko-chan、大丈夫?」
と聞いて下さいました。
それにはにっこり笑って
「はい、大丈夫です」
と答えなくてはいけません。
そう聞く人で本当に寄り添ってくれる人はいません。
大丈夫な訳あるかよ!
たった一人の肉親を亡くしたんですよ。
寂しいです。
辛いです。
悲しいです。
何も言わなくていいから
ただ黙って傍に寄り添っていて欲しかった。
私にはどこにも行くところがないんです。
ここにいるしかないんです。
「大丈夫?」
という言葉は
「あなたを独りにしてもいいのね?」
と聞こえました。
そういう自分も
父に何度も「大丈夫?」と聞いていました。
お父さん、
この言葉の残酷さを今更ながら感じています。
もっと早く気付いてあげられなくてごめんね。