ミッションを着実にこなし 時計を見ると・・・4時

そろろ母が帰ってくる時間です。
さぁ~この日最大のミッションが始まりますよー。
このミッション、難易度がとても高いんです。
ちょっとドキドキしながら待っていると 門の開く音が聞こえてきました。
玄関の扉を開けるとご機嫌な母とデイサービスのスタッフさん。
満面の笑みで母を迎え スタッフさんと軽く事務的な話をしたら・・・ミッション開始

母に「お疲れ様、暑かったでしょ?!」と労いの言葉をかけながら
「本当に暑いよね。アイス買ってきたんだよ。ざっとシャワーで汗でも流してからアイス食べよ!」
とお風呂に誘います。
帰ってきていきなりお風呂だなんて 一休みもできずにかわいそうなのですが
一度座ってしまうとお風呂への誘導はとても難しくなってしまうのです。
(ウチの母の場合、ですけどね)
母に考える暇を与えないように面白おかしく話し続けます。
「お母さんと一緒に食べようと思って アイス我慢してたんだよ!お父さんは食べちゃったけどね。」
・・・と、今回は珍しく すぐに自分でブラウスのボタンを外しはじめました!!!
いつもなら「え?シャワー??いいわよ、汗なんてかいてないし」「毎日自分で入っているんだからいいわよ」
「あとで浴びるからいいの」と断られてしまうか 完全無視でご機嫌悪くなってブツブツ怒り始めるかなのに
びっくりするほど簡単に誘導成功

着替えもタオルも準備は先に完璧にしておきます。
せっかくシャワーを浴びる気になったのに のんびりと着替えを用意したりなんかしていたら
その間に気が変わってまた最初からやり直しになっちゃいますもの。
さーシャワーでも浴びてさっぱりしてもらいましょう

お風呂場に入ってしまえばそんなに手はかからないんです。
シャンプーしてあげて 体を洗ってあげて 湯船には浸からなくてもいいかなって思いながら
一応聞いてみると 「ザブッと入ろうかな」と言うので湯船にまで入ってもらえました

体を洗っている時、よく「ありがとうね、さっぱりしたよ」なんて言ってくれるんですよ。
入るまでは面倒臭いようですが 入ってしまえば気持ち良いんでしょうね。
この日は「ありがとうね。病気が治ったらお礼するからね。」なんて言ってくれて・・・
母なりになんとなく病気の事わかっているんだよなって思うとちょっとうるっとしそうでした。
お風呂にも入ってすっきりさっぱり!
お風呂上りにコーヒー牛乳で水分補給してアイスで涼んでもらったら
第三の任務完了

湿気たっぷりのお風呂場での介助って結構ハード。
介護施設のスタッフさん、本当に大変なお仕事ですよね。
頭が下がりますです。いつもありがとうございます

さー大きなミッションもクリアしたのであとはもうちょちょいのちょい。
キッチンの洗い物などを片づけて 夕飯用にキャベツを千切りにして帰宅です。
「またくるねー」というと 母は「もう来なくていいよー」とふざけて返します。
病気が治ることはないけれど でもこれくらいで進行が止まっていてくれたらいいのにな。
親のありがたみってどうしてもっと早くわからなかったのかな?
今更思う親不孝娘でありました。
(でもまだ生きているうちにわかっただけいっか
)